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写真で見る アルファ ロメオ「ジュリエッタ・クアドリフォリオ ヴェルデ(ローンチエディション)」

 FCA ジャパン(アルファ ロメオ)は、2015年1月にCセグメントモデル「ジュリエッタ」に高性能版となる新型「Quadrifoglio Verde(クアドリフォリオ ヴェルデ)」を追加。アルファ ロメオ「4C」のエンジンを受け継いでおり、1.75リッターの直噴ターボエンジンを搭載、ノーマルのジュリエッタとはまったく別のモデルに仕上がっている。特に今回は導入を記念したローンチエディションという特別なマットマグネシウムグレーの塗装を施した世界限定500台(日本では50台限定)のモデルを撮影した。

 クアドリフォリオ ヴェルデというグレードは以前もラインアップされたが、今回登場したモデルから4Cのエンジンを受け継ぐ新エンジンを搭載。アルファ ロメオ伝統の排気量である1.75リッターエンジンは最高出力177kW(240PS)/5750rpm、最大トルク340Nm(34.7kgm)/2000rpm(Dynamic選択時)となったほか、以前のクアドリフォリオ ヴェルデではMTのみだったが「Alfa TCT(6速乾式デュアルクラッチ)」を搭載。0-100km/h加速は6.0秒という加速性能と、誰でも乗れる手軽さを兼ね備えた。

 クアドリフォリオ ヴェルデのボディーサイズは4350×1800×1460mm(全長×全幅×全高)でノーマルのジュリエッタと同じ。重さは1440kgで、ノーマルのジュリエッタである「スプリント」「スポルティーバ」の1400kgとさほど変わらない車重に抑えられている。

 ちなみにクアドリフォリオ ヴェルデは四つ葉のクローバーを意味し、アルファ ロメオの伝統的なグレード。車体にも四つ葉のクローバーのバッヂがあしらわれる。トランスミッションはAlfa TCTのみが選べ、MT車は用意されない。ステアリング位置は左右から選択可能。

ジュリエッタ「クアドリフォリオ ヴェルデ(ローンチエディション)」。ローンチエディションだけのマットマグネシウムグレーカラーを採用する。駆動方式は2WD(FF)。価格は459万円(ジュリエッタ「クアドリフォリオ ヴェルデ」は416万8800円)
盾をイメージしたフロントグリルの中央上部にエンブレムを配置
ヘッドライトはプロジェクタータイプで光源はキセノン。そのまわりをLEDデイランプで囲む
四つ葉のクローバーエンブレムをフロントフェンダーに装着
18インチホイールを装着(タイヤサイズ:225/40 R18)
ドアノブはマット仕上げではなくメッキ
フューエルリッドとキャップ。ゴムのリードとキャップのフックが付いており、給油中もなくさない構造。使用燃料は無鉛プレミアムガソリンで、タンク容量は60L
リアスポイラーはカーボン仕上げ
リアのエンブレムの下に「Giulietta」のロゴが入る
リアバンパー下部にディフューザーを装備、エキゾーストエンドは左右2本出し
直列4気筒1.75リッターDOHC インタークーラー付ターボエンジン。最高出力は177kW(240PS)/5750rpm、最大トルクは300Nm(30.6kgm)/1850rpm(Natural/All weather選択時)。走行モードを「Dynamic」にしたときのみ最大トルクは340Nm(34.7kgm)/2000rpmとなる。JC08モード燃費は10.8km/L
18インチホイールからは赤く塗装されたブレンボキャリパーがのぞく
クアドリフォリオ ヴェルデのインテリア
クアドリフォリオ ヴェルデ専用の白と緑のステッチが入ったアルカンターラシート
革巻きステアリングホイールには白のステッチが入る
メーター中央にも四つ葉のクローバーが。マルチディスプレイは真っ赤のドットマトリクス表示となる
シフトレバーのブーツにも白と緑のステッチが入る
各ペダルにアルファ ロメオのマークが入る
折りたたみキー。アルファ ロメオのフロントグリルをイメージしたデザイン
エアコンの調整ダイヤル。左右独立で温度調整が可能
ナビゲーションはパイオニアの楽ナビを「Alfa Romeoメモリーナビゲーションシステム」として標準装備
シフトレバーの前に走行モードを選択できる「Alfa Romeo D.N.A.」のスイッチがあり、ステアリングレスポンスやシフトチェンジタイミング、エンジン特性などを切り替えられる
パーキングブレーキのブーツにも緑と白のステッチが入る
ルームライトとオーバーヘッドコンソール。シートベルトの警告灯は5名分用意
左右のバイザーにライト付きのミラーが
ダッシュボード上部に物入れが用意される
センターコンソールにあるシリアルナンバープレート。ローンチエディションは世界500台限定だが、撮影車はその497番目にあたるモデル
フロントウインドー上部に窓に貼りつけるタイプの一体型ETCユニットを装着。アルファ ロメオのエンブレム入り
グローブボックスは奥行きが長いタイプ
フロントドアの内側
パワーウインドースイッチが用意される
ドアを開くと四つ葉のクローバー入りスカッフプレートが出現
シート上部に穴が開くデザイン
リアドアの内側
リアシートもアルカンターラ仕上げ。通常の革シートよりも滑らない
リアシートに向けた空調の吹き出し口
奥行き、上下高さともに十分なスペースが用意される
ボードの下にスペアタイヤを標準装備
ラゲッジスペースを正面から。この状態でのラゲッジルーム容量は350L
左側のシートを前に倒す
両側シートを倒す。ラゲッジフロアと後席部分に少し段差があるが、より大きな荷物を積載するには十分なスペース。この状態でラゲッジルーム容量は1045Lまで拡大する
12Vシガーライターソケットはトランクスペース内にも装備している
後席中央のふたを開けたところ。ちょっとした長尺物を積載するのに便利
シフトレバー前のスイッチでAlfa Romeo D.N.A.のモードを切り替えるとメーター内のディスプレイに「d」「n」「a」と表示される

(正田拓也/Photo:安田 剛)