トピック

レイズのプレミアムカー向けブランド「HOMURA」から、最新のラグジュアリーデザインにマッチする「2×9R」

大型ミニバンやSUV、セダンなどのプレミアムカーへの装着を対象とした「ホムラ」の新作「2×9R」。ボリュームのあるボディとのマッチングを重視したデザインとなる。写真のカラーはDMC/サイドサンライトシルバー

 レース技術、鍛造技術、そしてメイドインジャパンの品質の良さをブランド化したアルミホイールメーカーのレイズでは、スポーツカー向けブランドの「VOLK RACING(ボルクレーシング)」などのほかに、プレミアムカーを対象とした「HOMURA(ホムラ)」の展開にも力を入れている。

「ホムラ」はブランドの誕生以来、一貫して「メッシュデザイン」にこだわるところを最大の特徴としている。そしてその優れたデザインを始め、レイズらしいものづくりへのこだわりにより生み出される高品位ホイールは、ボルクレーシング同様にクルマのカスタマイズを趣味とする人から支持を集めるものとなっている。

 その「ホムラ」ブランドの中で、今回取り上げるモデルは新たに設定された「2×9R(ツー・バイ・ナイン・アール)」だ。対象としているのは最新のエクステリアデザインを持つプレミアムカー。これらに対して「新たなスタンダード」となるべく「ホムラ」の誕生時から受け継がれてきたデザインコードを継承しつつ、時代に合わせたブラッシュアップが施された逸品となる。

レイズの最新プレミアムカー向け鋳造1ピースアルミホイール「ホムラ 2×9R」。写真のカラーはグロッシーブラック

「2×9R」が対象とする最新のプレミアムカーとは、大型のミニバンやSUVなどである。これらの車種には、最先端のパワートレーンや安全技術、運転支援技術が搭載されており、それらが大きなセールスポイントとなっている。一方で、エクステリアデザインにも新しい要素が次々と取り入れられており、「造形物としての新しさ」も大きな魅力となっている。

 そのデザインのポイントを具体的に挙げると、従来は曲線を主体としたデザインが主流だったのに対し、近年は面構成を強調した、より立体的で多面的なデザインへと変化してきている。こうしたデザインの変化は、装着するアルミホイールとのマッチングにも少なからず影響を与える。「ホムラ」の現行ラインアップでも対応できるモデルは揃っているが、メッシュデザインを追求するブランドとしては、最新のプレミアムカーにより高い次元で調和する新たなデザインを提案する必要があった。

ボディマスが増えたクルマに対しては、装着するアルミホイールに相応の存在感があることが求められる。カラーはグロッシーブラック
近年のプレミアムカーには大型SUVも含まれる。こうした車種に対してのマッチングの良さも選ばれるための重要なポイント。カラーはスーパーダークガンメタ

「2×9R」のデザインについて

「2×9R」は9本のスポークと9個の大きな編み目、9個の小さい編み目で構成されるデザイン。これは既存の「2×9」シリーズと同様であるが、「2×9R」では「ペンタゴンデザイン」と呼ばれる新しい要素を取り入れている。

 これはデザインの中に独立した五角形(ペンタゴン)のパーツがあるというより、2本に分かれるスポークの先端と、リムエンドに追加されたスクエア状の意匠に、翼のように張り出すガルウイング形状を組み合わせることで、五角形の輪郭が浮かんでくるものである。

 さらにリムエンドまで伸ばされたスポークの間に作られたスクエアな面、スポークとリムとの接合部には、スポーク長を強調し、軽量化にもつながるアンダーカット加工が施されている。

 これによりホイール外周には車両ボディのボリュームに負けない重厚感を生み出しつつ、スポークを細く見せる加工によって「強すぎる」「重すぎる」といった印象を排除。絶妙な軽快さまでもデザインの中に両立させているのだ。

 そのほかにも、スポークの造形についても従来の「ホムラ」とは異なり、面の折れやスポークの稜線を強調したサーフェイス断面を採用。エッジの効いた造形とすることで、大型ミニバンやSUVのボリュームにふさわしい力強い風格を持たせている。

2×9のメッシュにペンタゴンデザインを取り入れたことで、ディスクの外周にボリュームを追加。これが大柄な車体と合わせたときにホイールの存在感を示すものとなる。写真のカラーはスーパーダークガンメタ
リムエンドのスクエア意匠、スポークのガルウイング、そしてスポークの二股に浮かび上がる五角形といった複数のデザイン要素が凝縮して盛り込まれている
さらにスポークの形状も稜線のエッジ感を強調したサーフェイス断面とすることでシャープさも表現。また、スポークサイドに削り込みを入れることで軽快さの強調と軽量化も両立している
レイズの特許技術「A.M.T.(アドバンスド・マシニング・テクノロジー)」によって表現されたアルミの素材感を生かしたマシニング文字が入る
細く、それでいて深く掘り込まれた文字はデザインの要素として「プレミアム感」を醸し出すものとなっている
センターキャップの作り込みも「ホムラ」の特徴の1つ。黒色のベースの上に。「RAYS」のロゴ配置。そして表面をクリア素材で覆うことでガラス細工のような雰囲気を出す。外周にはシルバーのリングが使われる。

製法のこだわり

 レイズといえばTE37シリーズにも採用される鍛造製法が有名であるが、「ホムラ」は鋳造製法を採用している。

 一般的な鋳造ホイールはデザインを彫り込んだ金型にアルミを溶かした「溶湯」を流し込んで成形するが、ホイールのデザインによっては溶湯の流れ込みムラが生じてしまうこともある。

 すると溶湯がスムーズに流れたところとそうでなかったところで、アルミの組織の形成に差が出てしまうため、ディスク面の強度が設計時に想定したものと違うことが起こるのだ。

 とはいえ、それでもアルミホイールの安全基準であるJWLをクリアすることは可能なのかもしれないが、レイズは日本の安全基準よりも厳しい自社設定の安全基準である「JWL+R」を設定するなど「安全なアルミホイール」を作ることを第一の使命としているだけに、いかにデザインが優れていても強度的な妥協が入ることは一切許容していないのである。

デザインに優れたアルミホイールである前に「安全なアルミホイール」であることが優先されている。そのためレイズでは「ホムラ」に限らず、業界基準よりもさらに厳しい自社の安全基準(JWL+R)を設定して、そのテストをクリアできる製品を開発している

 そこで「ホムラ」では開発当初からデザイナーと鋳造技術者とが、綿密に打ち合わせを行なうことで「デザインの実現性」から検討している。その上で表現性に優れ、それでいて工学的にもバランスの取れたデザインが作られていくというものである。

 鋳造後は機械による加工が入るが、その後も細かな部分のバリ取りなどは、熟練の作業者によって丹念に手作業で行なわれるという流れになる。つまり企画、デザイン、製法、仕上げのどの段階で見ても「妥協のないものづくり」が追求されているのが「ホムラ」であり「2×9R」なのだ。

「2×9R」のスペックについて

 価格は1本7万8100円~16万7200円まで。「2×9R」はプレミアムカー向けのホイールなので、サイズ展開は18インチ~22インチまでとなる。ホール数、P.C.D、リム幅、インセットなどは種類が多いので、レイズのWebサイトにて確認してほしい。

 工法は前記したように鋳造1ピース。安全基準は5穴モデルがJWL+Rスペック。6穴モデルがJWL&JWL-T+Rスペックとなっている。

 カラーは、「明暗の妙」ともいえるラインナップ、明度の高いDMC/サイドサンライトシルバー、スーパーダークガンメタ、グロッシーブラックの3色展開。センターキャップとアルミニウムエアバルブ(ブラック)は標準付属品となっている。

5穴モデル。カラーはDMC/サイドサンライトシルバー
5穴モデル。カラーはグロッシーブラック
5穴モデル。カラーはスーパーダークガンメタ

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