トピック

まるも亜希子の2歳の娘とツインリンクもてぎを満喫♪

レースだけじゃない! GWにオススメの周辺観光スポット情報も

「今日はコチラちゃんのところに行くよ~♪」と言うと、2歳の娘の和奏(わかな)は出発前からノリノリ。コチラちゃんはツインリンクもてぎのキャラクターで、我が家にあるぬいぐるみは娘のお気に入りなのです。

 これまで、ツインリンクもてぎに行くときはレース観戦ばかりだったけど、今日は初めての“レース抜き″でのおでかけ。実はツインリンクもてぎには、子供でも遊べるアトラクションがいろいろとあるのです。

 いちばんのお目当ては、2歳の娘でもトライできるアトラクションがあるという、のりもの遊園地「モビパーク」。いろんな草花や生き物がいる「ハローウッズ」も見せたいし、ASIMOがいる「ホンダコレクションホール」も覗いてみたい。何にでも興味津々なお年頃になった娘がいったいどんな反応を見せてくれるのか、私もかなりワクワクしながら出発です!

水戸北スマートICから約40分、曲がるのは2回だけ

 今回使ったルートは、常磐道を使って水戸から回るルート。栃木県にあるツインリンクもてぎですが、実は水戸からもアクセスしやすいんです。分かりやすいオススメルートは、都心から常磐道を走って、水戸IC(インターチェンジ)の次、水戸北スマートICで降りるルート。ICを降りた目の前の県道51号はツインリンクもてぎの南ゲートまでつながっていて、曲がるのはたったの2カ所だけ。途中の突き当たりで右折したら、次の信号を左折すればOK。まず迷うことはないでしょう。

水戸北スマートICからツインリンクもてぎ南ゲートまでのルート

 信号の少ない県道51号は、今の季節、新緑や鮮やかな草花も楽しめる。高速ではスヤスヤ眠っていた娘も、のどかな風景に目を見開いて、「お花がいっぱいだね」なんて流れる景色を楽しんでいる様子。そして40分ほどで順調にツインリンクもてぎに到着。ルートは他にもいろいろあって、北関東道の真岡ICからなら曲がるのは1カ所だけというから、今度そっちもトライしてみたい。

乗ってるだけでは終わらないモビパーク

 ツインリンクもてぎの場内はとっても広いけど、目的の施設に合わせてたくさんの駐車場があるし、無料の循環バスも頻繁に走ってるのが子供連れに嬉しいところ。いいお天気でポカポカ陽気の中、まずやってきたのは中央エントランス近くの「モビパーク」です。

 近づくにつれて、「あっ、クルマだ! あっ、バイクだ!」とすでに興奮気味で小走りになる娘。ここには13ものアトラクションがあって、年齢や条件によって同乗走行から自分で運転まで、いろんなのりものが楽しめるようになっています。隣りにある建物「ファンファンラボ」にも5つのアトラクションがあって、そちらは屋内だから雨の日でも安心。利用料金は1つ200円~とお手頃で、パスポートやのりもの券もあります。とくにパスポートは最近オープンしたばかりの立体迷路「迷宮森殿 ITADAKI」や、ハローウッズにあるメガジップラインつばさまで体験できて、とってもお得。しかも2歳までは無料だって、ラッキー♪

いろいろな乗り物があるモビパーク。和奏もかなりテンションが高め
パスポートならオープンしたばかりの迷宮神殿 ITADAKIやメガジップラインも楽しめる
週末には行列ができるという大人気の迷宮神殿 ITADAKI

 最初にトライしたのは、なんとひとり座りができれば0歳から同乗走行できるという「キッズドライブ」。中学生以上の付き添いがいれば3歳から運転でき、5歳以上は1人で運転OKです。黄色や水色のカラフルなオープンカーを目の前に、娘のテンションはMAXに。ひょいひょいと乗り込んで、勝手に運転席に座っちゃいました。

「キッズドライブ」は、コース内に信号や一時停止などの交通ルールが盛り込まれていて、ちゃんと運転できるとポイントゲット。90点以上で優秀免許証、90点未満は仮免許証がもらえるというアトラクションです。「なーんだそんなの、大人が運転すれば楽勝じゃん」と侮るなかれ。スタッフによれば「90点取るのなかなか難しいんですよ。100点はまず見たことないです」とのこと。

 いざ走り出してみると、赤信号で止まろうと思ったらブレーキが強すぎてかなり手前で止まっちゃったり、ヘアピンカーブやクランクのハンドルさばきはけっこうテクニカル。娘はまわりにあるお店や看板に喜んで反応してたけど、私の方は「おっとっと~。ギャーやばい~!」ともう必死でゴール。得点はなんとか92点ゲットでカーライフ・ジャーナリストの面目は保った(!?)ものの、これはくやし~い。もう1回やらせて~と、何度もチャレンジしたくなる気持ちを刺激するのが、この「モビパーク」のテーマでもあるんですって。

写真撮影そっちのけでキッズドライブに向かう和奏
運転席に座ってニコニコ
普通のゴーカートと違ってウインカーもある
単に走るだけでなく、信号や踏切の一時停止といったゲーム要素もあるキッズドライブ
信号が変わるまでは停止
踏切では一次停止して確認
結構せまい道も。真ん中の白い印のできるだけ真ん中を通ると高得点
ゴールをしてもらったのは「プッチタウン優秀免許証」

 さてお次は、娘も「ヒコーキだ!」と大興奮の「キッズパイロット」。こちらは2歳から同乗&操作ができ、4歳以上からは1人でもOK。飛行中に上昇・下降をしながら、高度指定板に高度を合わせて得点をゲットするアトラクション。操作はバーハンドルを上下させるだけだから、これは楽勝でしょう。

 なーんていざスタートしたら、ちょ、ちょっと。ノリノリの娘がバーをがっちり握っちゃってなかなか上がらな~い! やっとのことで高度を上げたと思ったら、今度は私の長い足(?)がつっかえて下がらない~。ジタバタしているうちに、どんどん高度指定板をスルーしながらクルクル。終わってみれば、ピンポーンとクリアできたのはわずかに3回ほど。得点は……、どよよ~ん。まぁ娘は楽しんでたみたいだからいいけどね。これは家族対抗、兄弟対決なんてやったら盛り上がりそうです。

娘にグイグイと引っ張られながらやってきたのはキッズパイロット
ただ飛ぶだけではなくて的を狙って操縦するアトラクション
ひとりでドンドン乗り込む和奏。いやそっちは後席だよ
高度を調整して矢印型の反射板に合わせながらボタンをON
結構むずかしぃ~! 私に隠れているけどちゃんと和奏も乗っていますよ

 気を取り直して、次にやってきたのは何やらモノモノしいクルマが並ぶ「アクロエックス」。普通のゴーカートとは違って、コースは凸凹道や坂道、川、ガタガタ動く橋などが待ち構える悪路。それを上手にクリアして得点をゲットするという、2歳から同乗OK、小学3年生から自分で運転OKのアトラクションです。マシンも本格的で、外から見てるとタイヤやサスペンションの動きまで本物さながら。4人乗りだから、家族みんなで乗れるのもいいですね。

 しかしながら、そのいかついマシンの姿に今回ばかりはやや緊張気味の娘。「がんばろうね」と励ましあって、いざスタート! 最初はコース左右にある凸凹をタイヤでマークしていくのだけど、これはなかなか丁寧なハンドル操作が要求されます。でもガタガタと揺られ、身体が左右に傾く中での操作はけっこうテクニカル。上り坂、ヘアピンカーブ、ガッタンゴットンと激しく動く橋に、娘はビックリ。そして坂を下ったら、今度は水の中へジャバーン! スリリングだけど、こりゃ楽し~いっ。もう少し大きい子供ならきっと大はしゃぎ、大人はストレス解消にもなりそうです。またここでも100点満点はゲットならずだったけど、次こそは……。あ、やっぱり「モビパーク」はチャレンジ精神を刺激する効果バツグンですね。

いままでの乗り物と比べると物ものしい見た目のアクロエックスにちょっとひるむ我が娘
4人乗れる大きな車体はエンジン音も迫力あり
凹凸のある道を走るので車体が右に左にゆれます
途中で大きく動くガッタン橋
池の中にもジャバーン
まだまだ凸凹道が続きます
ゴール近くではコチラたちがお出迎え

メガジップラインで561mの空を飛ぶ

 さて、今度はハローウッズへお散歩がてら、興奮しっぱなしだった娘を休憩させつつ、私はずっとトライしてみたかった「メガジップラインつばさ」を体験することに。日本最大級の往復561mというジップラインは、森の中から国際レーシングコースのグランドスタンド上部までの空中散歩ができる、大人気のアトラクションです。

続いて訪れたのは大きな森があるハローウッズ。ここに長さ561mのジップラインがあります

 インストラクターさんに簡単な説明を受けたあと、大空を舞うための装備を1つひとつ装着していくと、ちょっと緊張感がムクムク。装着が完了したら、ハローウッズの小高い丘にあるスタートデッキまで歩いていきます。娘は、飛んでいくところが間近でみられる見学スペースで、「ママ、何するんだろう?」と不思議そうな表情。私は滑車をロープに装着してもらい、目の前のゲートが開いて「3、2、1」の掛け声で空中散歩へいざスタート!

 シャーーッと滑車がすべる音と風の音に包まれながら、一直線にレーシングコースに向かって飛んでいく感覚は、想像以上の爽快感。ほんとうに自分が大空の中に飛び出して、大自然の一部になったようです。なんて思っているうちに、あっという間に中間デッキに到着。こんなに高い場所からレーシングコースを見るのは初めてで、なんだかもう胸がいっぱい。そして今度はまた森の中にあるゴールデッキまで、大空散歩へゴー! 最初よりも景色を楽しむ余裕が出てきて、遠くを見たり下を見たり、歩いている人に手を振ったり、こんなに壮大で非日常な体験ができるとは感動モノ。無事にゴールデッキに到着すると、もう全身が舞い上がっている感覚でした。これは絶対、一度は体験してみるべき。体重35kg以上90kg以下までがトライできる条件なので、娘がもう少し大きくなったらまた来たいな。

ジップラインは長さ561mのメガジップラインと森の中にある森のジップラインがある
メガジップラインの同意書にサイン
装備をしっかりと装着します
注意事項を確認。途中で止まってしまった場合はレスキューを待つ。風が強い日などに時々あるんだとか
やや緊張
ゲートが開いてスタートです
大空散歩へゴー!
不安そうな和奏。いや、なんか食べてる?
メガジップラインつばさは往復。コースサイドの中継地点からふたたびハローウッズのほうへ戻ってきます
帰路は慣れてだいぶ余裕が持てました

森のレストランで絶品ランチ

 そろそろ「お腹すいたー」とアピールする娘を連れて、ランチタイムに訪れたのはホテルツインリンクにある「森のレストラン マルシェラン」。石窯のあるオープンキッチンや、地元の美味しい食材をふんだんに使ったメニューが人気の「五感で味わい、食べる喜びの再発見」をテーマとしたレストランです。

 ランチメニューの目玉は、期間限定で楽しめる「ツインリンクもてぎ20周年記念プレートランチ」や、「とちぎ和牛100%ハンバーグ 自家製和風ソース」、「粗挽き那須豚たっぷり四川担々麺」など。私はハンバーグを、娘には真っ赤なクルマにのって出てくる「お子様ランチセット」をチョイス。お肉の旨味がガッツリと噛み締められるハンバーグは、さっぱりとした和風ソースとのバランスが絶妙で、とっても美味しい! 娘もエビフライやポテトなどの好物をペロリとたいらげ、ほかのレストランでは絶対に口にしなかったカレーも「おいしいね」と言って食べたのにはビックリ。本当に美味しい証拠ですね。親子で大満足のランチになりました。

ツインリンクもてぎのホテル内にあるレストラン
和奏はお子様ランチに夢中
お肉の味がしっかりと味わえる「とちぎ和牛100%ハンバーグ 自家製和風ソース」
豪華!! 期間限定の「ツインリンクもてぎ20周年記念プレートランチ」

涼むのにも最適なホンダコレクションホール

 お腹がいっぱいになったら、ちょっと眠気がさしてきつつある娘。お昼寝タイムになる前に、急いで向かったのは「ホンダコレクションホール」です。ここはレアなクルマや貴重なレーシングカーが並ぶだけでなく、ASIMOに会えたりクルマの組み立てにチャレンジできたりと、子供も楽しめる体験プログラムがあるミュージアム。まだ2歳の娘が参加できるプログラムはないけれど、展示車両を見ては「赤だね」「大きいね」なんて言って興奮気味。思わず柵をまたいで乗り込もうとするもんだから、あわてて連れ戻したりして。

 これから夏にかけて、暑い日に子どもとお出かけできる場所を探すのってけっこう悩ましいものだけど、そういう時もここなら安心。入館無料というのも嬉しいですよね。もしパパやジージが一緒なら、きっと懐かしのクルマたちに食いつくことでしょう。「モビパーク」や「ハローウッズ」で遊んだ後のクールダウンにもよさそう。

入場無料のホンダコレクションホール
クルマを見るなり乗り込もうとする娘に慌てる母
展示されていた歴代ASIMOに熱視線
ただいまツインリンクもてぎ20周年記念展示が開催中
誰に似たのか乗り物に目がない和奏
お土産コーナーでASIMOのぬいぐるみを見つけて夢中

 こうして私と娘の初めての“レース抜き″もてぎ体験は、想像以上に盛りだくさん、満足度100%の1日になりました。笑ったり興奮したり驚いたり、娘のいろ~んな表情が見られたのも、ママとしてはまた1つ、最高の宝物をもらった気分。「また行こうね」なんて言いながら眠りについた娘は、次に行く時はちょっと成長していろんなことができるようになっているんだろうな。

ゴールデンウィークはお得にもてぎを楽しもう!

 なお、ゴールデンウィーク中限定でお得な前売り券も発売中(http://www.twinring.jp/gw_m/advance/)。乗用車なら1台分、何人乗っていても一律3500円になる「ラクトク入場駐車券」や、パスポートもお得になるのでぜひチェックしてみてください。

 また、もてぎの近くには他にも家族で出かけられるスポットが目白押しです。たとえば今回アクセスした茨城県でこの時期に大人気のスポットと言えば、「国営ひたち海浜公園」(http://hitachikaihin.jp)のネモフィラ畑。一面に咲くネモフィラのほかにも菜の花なども楽しめて、きっと家族の思い出になるはずです。

 ただしこの時期はとっても混雑することが予想されます。4月29日~5月7日は朝7時30分からオープンしているので、早い時間に訪れるのがオススメ。ツインリンクもてぎで遊んだあとに1泊して、翌日訪れてはいかがでしょう。また、公式サイトに混雑時の迂回ルート(http://hitachikaihin.jp/access/detour_route.html)が紹介されているので、ぜひチェックしておきましょう。

 また、ツインリンクもてぎから1時間程度のところには、あのバンジージャンプで有名な「竜神大吊橋」(http://ohtsuribashi.ryujinkyo.jp/)も。4月29日~5月14日は竜神峡鯉のぼりまつりを開催しているので、ツインリンクもてぎに遊びに行きすがら寄ってみてみてもよいかもしれません。ただし営業時間が17時までなので注意。

 そして私は次回ぜったいにまた「モビパーク」にチャレンジして、次こそは高得点をゲットするぞ~! みなさんもゴールデンウィークは、ぜひ家族で、ツインリンクもてぎの盛りだくさんすぎる魅力をたっぷり味わってみてくださ~い!

提供:株式会社モビリティランド

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。17~18年日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。女性のパワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト(PWP)」代表。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦している。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968など。ブログ「運転席deナマトーク!」やFacebookでもカーライフ情報を発信中。

Photo:瀬戸 学

Movie:政木 桂