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国交省、三菱自動車製軽4車種の燃費再測定で乖離率は最大約16%に

全車両、燃費値が諸元値に達していないことを確認

2016年6月21日 発表

 国土交通省は6月21日、三菱自動車工業の燃費不正を受けて実施した軽自動車4車種の確認試験の結果を公表。その結果によると、約5%~約16%(平均約11%)の幅で全車両の燃費値が諸元値に達していないことが確認された。

三菱自動車「ek」、日産「デイズ」

現行生産モデル三菱自動車「ek」、日産「デイズ」16型
生産終了モデル三菱自動車「eK」、日産「デイズ」14型
生産終了モデル三菱自動車「eK」、日産「デイズ」15型

三菱自動車「ekスペース」、日産「デイズ ルークス」

三菱自動車「ekスペース」、日産「デイズ ルークス」(写真は三菱自動車「ekスペース」)
現行生産モデル三菱自動車「ekスペース」、日産「デイズ ルークス」15型
生産終了モデル三菱自動車「ekスペース」、日産「デイズ ルークス」14型/15型

 確認試験は、問題発覚後の5月2日より独立行政法人自動車技術総合機構で三菱自動車製の軽自動車4車種、三菱自動車「eK」「eKスペース」、日産「デイズ」「デイズルークス」の燃費・排出ガスの確認試験を実施。確認試験では、国で定められた情行法による走行抵抗値の測定、燃費・排出ガス試験を実施して、燃費値および排出ガス値について確認した。

 全車両の燃費値が諸元値に達していないものの、一方で全車両で排出ガス値が諸元値を下まわり、道路運送車両の保安基準に適合。かつ平成17年基準排出ガス75%低減レベルに達していることが確認された。

 同省は三菱自動車に対し、今回の結果を踏まえて諸元表の燃費値を修正して届け出るよう指示。三菱自動車から届出のあった燃費値を踏まえて諸元表の燃費値を確定するとしている。