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独ポルシェ、550PSのV8エンジンを搭載する新型「パナメーラ」世界初公開

「リアアクスルステア」「4Dシャシーコントロール」などで快適性とスポーツ性を追求

2016年6月28日(現地時間)発表

新型セダン「パナメーラ」

 独ポルシェAGは6月28日(現地時間)、ドイツ ベルリンで開催したワールドプレミアイベントで新型セダン「パナメーラ」を世界初公開した。

 新型パナメーラでは、最高出力404kW(550PS)を発生するV型8気筒ガソリン、最高出力324kW(440PS)を発生するV型6気筒ガソリンという2種類の新しいツインターボエンジンを採用。燃費を16%向上させる新しい8速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK II)と組み合わせ、駆動方式は4WDを設定。V8搭載車を「パナメーラ ターボ」、V6搭載車を「パナメーラ 4S」として11月に欧州市場で発売。以降、世界各国のマーケットに導入される。

 このほかに走行面では、「リアアクスルステア」「アクティブロールコンペンセーション」「3チャンバーエアサスペンション」「4Dシャシーコントロール システム」などを新採用。快適性と安全性を大きく向上させつつ、さらなる快適性とスポーツ性能を追求している。

 インテリアでは“未来志向のディスプレイ”と新しいコントロールコンセプトを持つ「ポルシェ・アドバンストコックピット」を採用。視認性に優れたLEDスクリーンとスマートフォンのような操作性を合わせ持ち、直感的な操作を可能としている。また、「ポルシェ コミュニケーション マネージメント システム(PCM)」はインテリジェントな機能とオンラインサービスを提供。パナメーラでも導入されることで、全ポルシェモデルで「ポルシェ コネクト」のオーダーが可能となる。

 この初公開に際して、独ポルシェAG 社長のDr.オリバー・ブルーメ氏は「我々は2009年、パナメーラと共にラグジュアリースポーツサルーンという新たなセグメントを切り開きました。以来、15万台以上のパナメーラが販売されています。新しいエンジンとデザイン、最新のテクノロジーを得て、ニューパナメーラは完全に生まれ変わったと言えるでしょう。ニューパナメーラを生産するライプツィヒ工場には5億ユーロを投資し、ボディ生産設備を一新しました」と語っている。

最高出力324kW(440PS)を発生するV型6気筒ツインターボエンジンを搭載する「パナメーラ 4S」