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写真で見るポルシェ「パナメーラ(2013年フェイスリフトモデル)」

 ポルシェの4ドアとして登場した「パナメーラ」は2013年にフェイスリフトを受け、プラグインハイブリッド(PHV)車をラインアップするとともに、ホイールベースをストレッチして後席の居住性を向上させた「エグゼクティブ」(4S、ターボに設定)が登場。

 今回撮影したパナメーラは自然吸気のV型6気筒3.6リッターエンジンを搭載するベーシックなグレードで、価格は994万円。ベーシックグレードだが、搭載エンジンは最高出力228kW(310PS)、最大トルク400Nmを発生。最高速は259km/h、0-100km/h加速は6.3秒と決して非力ではない仕上がりとなっている。

 トランスミッションにデュアルクラッチの7速PDKを採用し、後輪のみを駆動する。ベーシックグレードのパナメーラは以前は6速MTも選べたが、第2世代からは日本仕様は7速PDKのみの展開となっている。ステアリング位置は右のみ。

 第2世代になったことによる外見の違いとしては、フロントのヘッドライト形状がアンダーラインに段差のないスッキリとしたものに変更されたほか、フロントバンパーの形状変更に伴いターンシグナルランプの位置が若干上に移動してヘッドランプに近づいた。リアまわりではナンバープレート位置が下方に移動したほか、テールランプの点灯デザインが大きく変更されている。

 撮影車はオプションとしてアダプティブエアサスペンション(61万8000円)やLEDヘッドライト(46万7000円)、ホイール中央のカラークレスト ホイールセンターキャップ(2万9000円)、シートヒーター(フロント/リア。17万3000円)などのオプションを搭載している。

標準グレードのパナメーラ。ボディーサイズは5015×1930×1420mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2920mmで、全長がフェイスリフト前よりも若干長くなっている。撮影車のボディーカラーはルビーレッドメタリックで、標準設定の18インチホイールを装着。車両重量は1810kg
ヘッドランプの点灯パターン。撮影車はオプションのLEDヘッドライトを装着し、フロントの灯火類はすべてLEDとなる
スモールランプが下部に装着され、横型のLEDが白く光る
ヘッドライト点灯時
ヘッドランプをハイビームにしたところ
ターンシグナルを点灯
ヘッドランプを点灯した状態でウインドーウォッシャースイッチを操作すると、ヘッドランプを洗浄できるノズルが出現
自然吸気のV型6気筒3.6リッターエンジンはフロントに搭載され、デュアルクラッチの7速PDKを介して後輪を駆動。最高出力は228kW(310PS)、最大トルクは400Nm。JC08モード燃費は11.1km/Lとなっている
5本スポークの18インチホイールにコンチネンタル製タイヤを装着(245/50 R18)
インテリアは開放感が感じられるベージュカラーを基調とした2トーンカラーを採用。ドアパネルのデザインも同様のものになっている
コクピット全景
フロアトンネルは大きく、着座すると包まれているような感覚で足下は比較的タイト
タコメーターを中心とした5連メーター。右から2番目はマルチディスプレイとなっており、写真で表示される水温、油温といった情報以外も表示できる
ステアリングホイールの左右に変速スイッチが備わる。左右どちらかでシフトアップ/シフトダウンという設定ではなく、どちらのスイッチでも前後でシフトアップ/ダウンする仕組み
シフトレバー。トランスミッションはデュアルクラッチの7速PDK
アクセルベダルはオルガン式、ブレーキペダルは吊り下げ式を採用
クラリオン製の2DINカーナビが装着される
ベージュを基調とした室内は開放感がある。パナメーラの乗車定員は4名
フロントドアの内側のアームレストはBピラーまで通じている
フロントのセンターアームレスト内に収納スペースが用意され、DC電源ソケットを装備している
リアシートは中央がフロアトンネルで仕切られ、後席も左右独立
リアシート用のエアコンのアウトレット。シートヒータスイッチもここにある
リアのフロアトンネル上に収納スペースやカップホルダー、シガーライター、DC12V電源ソケットなどを装備する
後席用センターアームレスト内にも収納スペースが用意される
ラゲッジスペース。電動テールゲートは開く高さを設定できる
ラゲッジスペースのトレイを持ち上げると収納スペースが現れる
さらに左側のトレイを持ち上げるとバッテリーが顔を出す

(正田拓也/Photo:高橋 学)