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写真で見るマクラーレン「MP4-12C スパイダー」
(2014/2/26 00:00)
F1でおなじみである「マクラーレン」のロードカーのオープンモデルが「MP4-12C スパイダー」。すでに日本ではデリバリーが行われており、クーペボディーの「MP4-12C」、上位限定モデルの「P1」とともにラインアップされている。
リトラクタブルハードトップを備え、“スパイダー”と名が付いているもののクローズ時にはクーペボディーに近いスタイリングとなる。開閉に要する時間は17秒未満で、走行中でも30km/hまでなら開閉できる。
シャシーは基本的にMP4-12Cと同一で、「モノ・セル」と呼ばれるカーボンファイバーモノコックの前後にアルミのサブフレームを加えたものを採用した。オープンボディーとした場合でも特別な補強なく強度や剛性を実現できるとし、クーペとまったく同じ剛性とパフォーマンスを得ることができるという。MP4-12C スパイダーのボディーサイズは4509×1908×1203mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2670mm。重量は1376kg。
エンジンはV型8気筒3.8リッターツインターボ「M838T」でリアに縦置きされる。最高出力は460kW(625PS)/7500rpm、最大トルクは600Nm/3000-7000rpm。トランスミッションは7速デュアルクラッチトランスミッションで、最高速度は329km/hとなっている。
ドアはクーペ同様の前方に持ち上がる「ディへドラルドア」を採用。クーペではドアの開閉はドアの指定された場所を指でスワイプする方式だったが、スパイダーでは押しボタンスイッチに変更され、より確実なドアの開閉が可能になった。ドアを開けると幅、高さのあるカーボンファイバーのフレームが出現する。
低い着座姿勢と決して広いとはいえない車内だが、液晶ディスプレイやタッチパネル、電子スイッチなどが備わり、すっきりとしたデザインに仕上がっている。ルーフを開いてオープンとした際には一転して開放感を味わうことも可能だ。