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オートカラーアウォード2016、マツダ「ロードスター RF」がグランプリ

ホンダ「NSX」とヤマハ「XSR900」「Vino Deluxe」が特別賞

2016年12月10日 発表

ロードスター RFを担当したデザイナーの岡本圭一氏

 日本流行色協会(JAFCA)は12月10日、優れた車両のカラーデザインを顕彰する「オートカラーアウォード2016」で、マツダ「ロードスター RF」をグランプリに決定した。

エクステリアカラーは「マシーングレープレミアムメタリック」
インテリアカラーは「オーバーン」

 グランプリを受賞した「ロードスター RF」は、「Machine Beauty マシーン・ビューティ」をテーマに、エクステリアに「マシーングレープレミアムメタリック」、インテリアに「オーバーン」のカラーを組み合わせた。

 授賞理由として「マツダが目指してきたCMF(カラー、マテリアル、フィニッシュ)によるブランド構築の集大成とも言える優れたカラーデザインである」「CMFと形状が一体となって、非常に調和した美しさを持っている」「マシーンの鉄をイメージさせるグレーを、液体を思わせるような金属感により、グラマラスでセクシーなデザインとして作り上げた」と評価された。

 担当デザイナーの岡本圭一氏は「歴代、マツダはマシーンへのこだわり、“マシーンの美学”を追求し続ける会社であると思っています。世界で唯一、実用化に成功した“ロータリーエンジン”今は“スカイアクティブテクノロジー”と独自のマシーン感を追求する“クリエイティブ開発集団”そうしたメッセージをお客様へ届けたいとの思いからデザイン創作をスタートしました」。

「マシーングレーは“機械の持つ精緻な美しさの追求”をテーマに、力強い陰影のコントラストと表面の緻密さを高次元で両立することで、鉄の無垢感のような質感表現を実現しました。知的で成熟した大人の魅力表現のため、外は精緻で金属質なクールグレー、内は情熱的で成熟した大人の色合いのオーバーンをカラーコーディネートし、マツダの世界観“Machine Beauty”を完成させました」とコメントしている。

 ロードスター RFのほか、横浜美術館(神奈川県横浜市西区)で行なわれた同アウォードの審査会には、スズキ「イグニス」、ダイハツ工業「ムーブ キャンバス」、トヨタ自動車「プリウス」「ポルテ&スペイド」、日産自動車「セレナ」、スバル(富士重工業)「BRZ GT Yellow Edition」「レヴォーグ STI Sport」「XV tS」、本田技研工業「Africa Twin」「フリード」「NSX」、三菱自動車工業「ミラージュ」、ヤマハ発動機「XSR900/Vino Deluxe」という、14のノミネートがあった。

特別賞を受賞した「NSX」
特別賞を受賞した「XSR900」「Vino Deluxe」

 特別賞として、「華やかさとストイックさが共存する、スーパー スポーツ エクスペリエンス」をテーマにしたホンダ「NSX」、「ヤマハのCMFGデザイン戦略」をテーマにしたヤマハ「XSR900」「Vino Deluxe」がそれぞれ受賞している。

「オートカラーアウォード2016」授賞式の様子
「オートカラーアウォード2016」会場の様子