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ルネサス、新型「リーフ」の「プロパイロット パーキング」にSoC「R-Car」とマイコン「RH850」が採用
2017年9月7日 12:16
- 2017年9月7日 発表
ルネサス エレクトロニクスは9月7日、日産自動車が9月6日に発表した新型「リーフ」の自動駐車機能「プロパイロット パーキング」に、ルネサスの車載情報・ADAS用SoC(System on Chip)「R-Car」と車載制御用マイコン「RH850」が採用されたと発表した。
今回、日産リーフの「プロパイロット パーキング」に採用された「R-Car」は、自動駐車システムにおいて、駐車できる空間を認識して障害物がないかを確認して、アクセルやブレーキ、ハンドルやシフトに制御の指令を出す役割を担う。
R-Carは、画像認識処理を専門に行なうルネサス独自の並列イメージプロセッサ(IMP)を搭載しており、車載用の最新デジタルCMOSカメラからの高解像度画像を高速かつ低消費電力での信号処理が可能という。
このR-Carからの車体制御の指令をうけとった車載制御用マイコンの「RH850」は、各ECU(Electronic Control Unit)にその指令を伝達、これらの情報をもとにして、日産リーフの「プロパイロット パーキング」は目標とする駐車スペースへの安全・正確な駐車を行なうとしている。
日産自動車 アライアンスグローバルダイレクター/VP の吉澤隆氏は「日産は運転支援技術普及の一環として、ルネサスの画像処理プロセッサを用いて、アラウンドビュー モニターを他社に先駆けて実用化してまいりました。この画像処理技術を活用し、今回、日産リーフにおいて本格的な自動駐車技術である『プロパイロット パーキング』を共に実現できたことを嬉しく思います」とコメント。
ルネサスエレクトロニクス 執行役員常務の大村隆司氏は「ルネサスは、車載分野での経験に基づき、性能や品質はもちろんのこと、熱の抑制やスペースなどのバランスが大切だと考えています。今回、こうした実績が認められ、日産の新しい自動駐車システムに当社製品を採用いただけたことを光栄に思います。今後さらなる自動運転に向けた技術開発を、自動車業界発展のために、強力に推進してまいります」とコメントしている。