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ミシュラン、摩耗時のアイスブレーキ性能を向上させた新スタッドレスタイヤ「MICHELIN X-ICE3+」

摩耗したタイヤ表面に無数の穴を再生する「表面再生ゴム」を採用

2017年8月1日 発売

オープンプライス

新スタッドレスタイヤ「MICHELIN X-ICE3+(ミシュラン エックスアイス スリープラス)」

 日本ミシュランタイヤは6月26日、摩耗時のアイスブレーキ性能を向上させた新スタッドレスタイヤ「MICHELIN X-ICE3+(ミシュラン エックスアイス スリープラス)」を8月1日より発売すると発表した。サイズは15インチ~18インチの計15サイズ、価格はオープンプライス。

 MICHELIN X-ICE3+は、従来技術の「トリプル・エフェクト・ブロック」「マックスタッチ」「バリアブルアングルサイプ」に加えて、新技術として「Mチップ」と呼ばれる物質を含んだ「表面再生ゴム」を採用。表面再生ゴムは摩耗が進むとMチップが溶け出すことによって無数の穴が現れ、この無数の穴が氷の表面にある水分を除去して氷に密着する。摩耗が進んでも常に表面に無数の穴が再生されるため、アイスブレーキ性能が長期にわたって続くとしている。

新技術として「Mチップ」と呼ばれる物質を含んだ「表面再生ゴム」を採用。摩耗が進んでも常に表面に無数の穴が再生される
「トリプル・エフェクト・ブロック」では、効果的な除水を実現する「マイクロポンプ」、安定した接地面で強力にグリップする「クロス Z サイプ」、エッジ効果を高める「ZigZag マイクロエッジ」を採用
「マックスタッチ」では、広い接地面を確保しながらも接地面圧が路面に均等にかかるように設計。タイヤ全体のブロックがしっかりと氷をとらえ、路面に密着するため高いアイスグリップ性能、アイストラクション性能を発揮。さらにブロックが均等の圧力で接地することで偏摩耗を抑制し、初期性能が長期にわたり持続する
「バリアブルアングルサイプ」では、サイプの向きを変化させることで多方面へのエッジ効果を発揮。タテ・ヨコ・ナナメへのエッジ効果をバランスよく確保し、ブレーキングはもちろんストレートやカーブなどさまざまな走行シーンで高いアイスブレーキング性能やアイストラクション性能を発揮

 これにより、MICHELIN X-ICE3+は従来品「MICHELIN X-ICE3」比で、新品時のアイスブレーキング性能を4.5%向上させ、摩耗時のアイスブレーキング性能も11.5%向上。スタッドレスタイヤに求められる氷上性能を、新品時に加えて摩耗時においても向上させたとしている。