【2017 ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ】予選トップはベルギーから参加の8号車「Punch Two」。2位は25号車 名古屋工業大学「Horizon 17」

予選1位は、8号車 Punch Powertrain Solar Team「Punch Two」

　10月7日、オーストラリア ダーウィン郊外のヒドゥンバレー レースウェイで、翌日の決勝スタート順を決める予選が行なわれた。この予選はヒドゥンバレー レースウェイの走行タイムを競うもので、巡航速度を重視して作られているソーラーカーにとってコーナーの多いサーキットは不得手なコースになる。そのため、このサーキット走行タイムを重視しないチームも多く、予選タイムのみで実力は推し量れないものとなっている。

　しかしながら決勝のスタート順に影響し、スタート順が後方になると巡航時に前のクルマを抜く手間が発生する。そのため、予選順位はそこそこのポジションを狙うとしていたチームが多かった。

　この予選1位は、チャレンジャークラスの8号車 Punch Powertrain Solar Team「Punch Two」でタイムは2分3秒8。平均速度は83.4km/hで、使用タイヤはブリヂストン「ECOPIA with ologic」。2位は25号車 名古屋工業大学「Horizon 17」でタイムは2分4秒9。平均速度は82.7km/hで、使用タイヤはECOPIA with ologic。ちなみに上位3チームはECOPIA with ologicを装着しており、日本から参加した4チームすべても同様となる。

予選2位は、25号車 名古屋工業大学「Horizon 17」

　名古屋工業大学以外の日本から参加したチームの順位は、10号車 東海大学「Tokai Challenger」が13位、88号車 工学院大学「Wing」が15位、37号車 呉港高校が26位。前回の優勝チームである3号車 Nuon Solar Team「Nuna9」は4位に位置した。

　スタート時刻は10月8日8時30分。ダーウィン市内から一定の間隔をおいてスタートし、約3000km先のゴールを目指す。