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【2017 ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ】オーストラリアを縦断する約3000kmのレースがスタート

ダーウィン市内から、最初のコントロールポイント「キャサリン」へ

2017年10月8日~15日(現地時間) 開催

スタート地点となった、ダーウィン市内にあるノーザンテリトリー立法府前

 10月8日8時30分(現地時間)、約3000km先のゴールを目指す「2017 ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」がオーストラリア ダーウィン市内から始まった。ダーウィンはオーストラリア連邦の準州であるノーザンテリトリーの州都であり、スタート地点はそのノーザンテリトリーの立法府前となっていた。

スタート前の様子。多くの一般市民がソーラーカーの見物に訪れている
予選トップの8号車 Punch Powertrain Solar Team「Punch Two」
しっかり作り込まれたサスペンション
軽量化のためか肉抜きされたボディカバー
予選2位、25号車 名古屋工業大学「Horizon 17」
予選4位、昨年の覇者であるNuon Solar Teamの3号車「Nuna9」。空気抵抗低減のためか、とにかくピカピカに磨き上げていた
予選13位、10号車 東海大学「Tokai Challenger」。実績豊富なチームのため、多くの人に取り囲まれていた
予選15位、88号車 工学院大学「Wing」。最後の調整などを行なっていたようだ
予選26位、37号車 呉港高等学校「Musoushin」。すでに整備は終わっていたようだった
予選11位、94号車 University of Michigan Solar Car Team「Novum」の面々。ミシガン大学は米国のデトロイトにある名門大学。ソーラーカーレースにも巨大サポートトラックを配するなど、さすがの物量を誇っていた

 スタート順は、チャレンジャークラス、クルーザークラス、アドベンチャークラスの順で、各クラスにおいては、7日にヒドゥンバレー レースウェイで行なわれた予選のタイム順となる。そのため、8号車 Punch Powertrain Solar Team「Punch Two」、次に25号車 名古屋工業大学「Horizon 17」の順にスタートしていった。

8号車 Punch Powertrain Solar Team「Punch Two」を先頭にスタート位置へ向かう
8号車 Punch Powertrain Solar Team「Punch Two」が8時30分スタート。その後、1分おきに1台ずつスタートしていく。しかし、厳密な1分というより、長距離レースならではの緩い感じの1分だった
2番目のスタートは25号車 名古屋工業大学「Horizon 17」
チャレンジャークラスの車両が次々にスタートしていく
各車ダーウィン市内の交差点を曲がりながら、街道へと向かい巡行体制へ

 スタート後はダーウィン市内を抜け、約300km先にある最初のコントロールポイントである「キャサリン」を目指す。このキャサリンに到着したら30分停止し、再スタート。約3000kmの行程には9つのコントロールポイントが設けられており、初日となる8日はデーリー・ウォーターズのコントロールポイントまでが目標になる。