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トヨタ、豊田市での都市交通システム「Ha:mo」を拡充

カーシェアリングの車両台数とステーション数を増やし、利用料を有料化

コンセプトカー「i-ROAD」を2014年初めから都市交通システム「Ha:mo」に投入予定
2013年10月1日拡充開始

 トヨタ自動車は10月1日、愛知県豊田市で実証運用をしている都市交通システム「Ha:mo(ハーモ)」の内容を拡充する。

 Ha:moはクルマなどのパーソナルな乗り物と公共交通機関の最適な組み合わせにより、「人」「街」「社会」に優しい移動の実現を目指す交通サポートシステムの総称。経済産業省が行う「次世代エネルギー・社会システム実証事業」となり、2012年12月から実証実験がスタート。道路状況や公共交通機関の運行状況に応じてCO2排出量と利便性の両面を考えて最適な移動手段について情報提供する「マルチモーダルルート案内」、都市内の近距離移動ニーズに対応する小型EVシェアリングサービス「Ha:mo RIDE(ハーモ・ライド)」などを行っている。

 10月1日からは、Ha:mo RIDEで利用している超小型EVのトヨタ車体・コムスを、10台から55台に増やし、さらに10月中旬までに100台まで増強。電動アシスト自転車のヤマハ・PASも、10台から62台に増やし、さらに100台まで拡大する計画となっている。また、コムスは市販モデルと同じキーを使った管理から、スマートフォンを使ったキー解除操作を導入してキー管理の手間を削減する。このほかに車両では、1人乗りのパーソナルモビリティとして開発されたコンセプトカー「i-ROAD」を、2014年初めからHa:moに投入予定としている。

 さらにHa:mo RIDEでは、車両の貸出と返却を行う車両ステーションを4個所から13個所に増加。豊田市内の主要な駅や公共施設、トヨタの事業所などが設置場所として予定されている。また、シェアリングサービスの有用性と事業性を評価するため、車両の使用料金を有料化。入会費や月会費は無料のままだが、10月1日からはコムスを利用した場合、最初の10分が200円、それ以降は1分ごとに20円の利用料金が発生する。

 マルチモーダルルート案内はソフト内容をアップデートして利便性を向上。Ha:mo RIDEとの情報連携が行われるようになり、出発地や目的地付近に車両ステーションがある場合には、Ha:mo RIDEを交えたルート選択を候補として表示。Ha:mo RIDEの利用予約も行えるようになる。また、新しく開発された「統合バス運行管理システム」と接続することで、複数のバス事業者が運行するバスのダイヤや運行情報を一覧表示し、バスを利用する場合の利便性が高められている。

(編集部:佐久間 秀)