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米Qualcomm、コネクテッドカー技術の組み込みでダイムラーAGと協業

F1 モナコGPの会場で発表。通信技術やワイヤレス給電などの分野が対象

2015年5月23日(現地時間)発表

 米Qualcommは5月23日(現地時間)、F1 モナコグランプリの会場でダイムラーAGと今後のメルセデス・ベンツ車にコネクティッドカー技術を組み込むことを目的に協業することを発表した。

 この発表は、3月2日に公表されたQualcommとメルセデスAMGペトロナス F1チームによる複数年に渡る公式テクノロジパートナー契約の締結(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150302_690709.html)に続く取り組みで、今後、QualcommとダイムラーAGは車内環境や車両性能を強化するためのモバイル技術についてともに注力し、自動車を変革していくとしている。

 今回発表された技術分野は、「第3世代/第4世代の通信」「車内に設置するQualcomm WiPower小型機器用ワイヤレス給電技術」「Qualcomm Halo 電気自動車用ワイヤレス給電技術」の3点。このほかにも両社は、Qualcommによって新たに開発されたオートモーティブソリューション技術の活用についても評価していくとのこと。

Qualcommが公式テクノロジパートナーとなって2015年シーズンのF1に参戦している「W06 Hybrid」

(編集部:佐久間 秀)