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三菱電機など7社、内閣府から自動走行システムの実現に向けた調査検討事業を受託

国際標準化を視野に入れた「ダイナミックマップ」構築に向けた試作や評価を実施

2015年10月2日発表

 三菱電機、アイサンテクノロジー、インクリメント・ピー、ゼンリン、トヨタマップマスター、パスコ、三菱総合研究所の7社は10月2日、内閣府より自動走行システムの実現に向けた調査検討事業を受託したと発表。今後7社が、自動走行システムに必要な「ダイナミックマップ」に関して、国際標準化を視野に入れた試作や評価を進める。

 今回の受託決定は内閣府の「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)・自動走行システム」の一貫。同プログラムでは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目標の一里塚として、自動走行(自動運転)を含む新たな交通システムを実現し、事故や渋滞を抜本的に削減。移動の利便性を飛躍的に向上させることを目指している。

 7社が調査検討を進める「ダイナミックマップ」は、従来のカーナビゲーションシステム用の2次元地図と比べて、高精度な3次元空間情報を持つ、静的情報・准静的情報・准動的情報・動的情報を組み込んだデジタル地図で、自動走行システム実現に向けて重要な要素となる。

 今後、7社は「ダイナミックマップ構築検討コンソーシアム」として、「ダイナミックマップ」構築のためのデータ構造を検討し、データを試作することで必要な要件や解決すべき課題を明確にする。

 具体的には、三菱電機がコンソーシアム代表となり全体を統括。基盤的地図のデータ構造検討、動的データの利用の仕組み検討及び基盤的地図の更新手法に関する検討、報告書を取りまとめる。

 アイサンテクノロジーはダイナミックマップの評価用ビューアの開発、パスコは基盤的地図・動的データの試作、三菱総合研究所は基盤的地図のデータ構造検討、動的データの利用の仕組み検討及び基盤的地図の更新手法に関する検討、報告書作成をそれぞれ担当。

 インクリメント・ピー、ゼンリン、トヨタマップマスターの3社が、データ間の連携方法検討、利用視点での評価を担当する。

(編集部:椿山和雄)