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スバル、「際立とう2020」次世代モデル第1弾をイメージした「インプレッサ 5-DOOR コンセプト」世界初公開

次世代プラットフォームSGP(Subaru Global Platform)投入へ

2015年10月28日発表

 スバル(富士重工業)は10月28日、東京モーターショーで「インプレッサ 5-DOOR コンセプト」を世界初公開した。

 同社が2014年5月に発表した新中期経営ビジョン「際立とう 2020」において次世代モデルの第1弾として位置付ける、次期インプレッサをイメージしたデザインスタディモデル。次世代モデルはSGP(Subaru Global Platform)として2016年より投入することが発表されており、インプレッサからアウトバックまで設計構想を統一する。スバルのラインアップのなかでエントリーモデルに位置付けられるインプレッサだが、今回のコンセプトモデルでは凝縮されたボディーサイズのなかでもダイナミックでソリッドなデザイン要素を盛り込み、クラスを超えた質感を与えた。そのデザイン全体像は、インプレッサのみならず今後のスバルデザイン全体の方向性を示しているという。

 5名乗車が可能なインプレッサ 5-DOOR コンセプトのボディーサイズは、4400×1880×1440mm(全長×全幅×全高)。現行「インプレッサ スポーツ」の4420×1740×1465mm(全長×全幅×全高、1.6i/1.6i-L EyeSight/2.0iなど)と比べ20mm短く、140mm広く、25mm低いサイズ。ホイールベースは2670mmで25mmストレッチしている。タイヤサイズは235/40 R19。

 デザイン面での具体的な特長としては、フロント/サイド/リアの各デザインをダイナミックでソリッドな面構成でつなげ、スバルデザインの特長の1つになっている立体的で塊感のあるボディーを構築。5ドアスタイルの凝縮感あるボディー形状の要所に躍動感のあるキャラクターラインをレイアウトし、Cセグメントという限られたサイズのなかで「安心と愉しさ」のデザイン表現を追求。ボディーカラーには金属本来の輝きを持つ高輝度シルバーが採用されている。

 フロントまわりでは、ヘキサゴングリルからシャープなホークアイヘッドライトまでを立体的に構築するとともに、フロントからリアまでという各部のデザインが1つの塊となる起点としての役割を担っているという。

 また、ボディーサイドではフロントフェンダーからリアショルダーまでをつなぐ抑揚のあるキャラクターラインや、リアに向けて跳ね上がるドアパネル下部のキャラクターラインを与えて躍動感を表現。力強く張り出すフェンダーアーチはスバルAWDがもたらす信頼感を表現した。

 リアまわりについては、ヘッドライトと共通のモチーフを持ち、かつワイドに表現されたリアコンビネーションによってワイド&ロースタンスを表現。さらにキャビンを絞り込むことで、軽快な5ドアスタイルにいっそうスポーティな印象を与えたとしている。

(編集部:小林 隆)