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スバル、2ドア/4シーターのコンセプトモデル「VIZIV CONCEPT(ヴィジヴ コンセプト)」
2リッターディーゼルにフロント1モーター、リア2モーターのHVシステム搭載
(2013/3/6 14:55)
スバル(富士重工業)は3月5日(現地時間)、ジュネーブ・モーターショーで2ドア/4シーターの次世代クロスオーバーコンセプト「SUBARU VIZIV CONCEPT(スバル ヴィジヴ コンセプト)」をワールドプレミアした。
「VIZIV」は「Vision for Innovation」を語源とする造語で、新デザインや新技術の方向性を示すとともに、「安心と愉しさ」という価値を表現している。
4320×1900×1510mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2640mmというボディーに水平対向4気筒2リッター DOHCディーゼルターボエンジンを採用するとともに、フロントに駆動・発電兼用として1モーター、リアに駆動専用の独立2モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHV)システムを搭載。後輪をモーター駆動にすることでプロペラシャフトがなくなり、低いフロアを実現することでコンパクトながら後席乗員の膝まわりの広さを確保したパッケージングに仕上げた。
駆動方式には、同社の4WDシステムを発展させた「リア独立モーター駆動タイプシンメトリカルAWD」を採用。ハンドルを切った時はリアの駆動力を増やし、ドライバーの操作に俊敏に反応する特性に、ハンドルを戻した時にはフロントの駆動力を増やし、安定性重視の特性にした。また、コーナリング時には旋回外側後輪のトルクを増やす一方で内側は減らす制御を行うことで、クルマに内向きのヨーモーメントを発生させ、オン・ザ・レール感覚のコーナリングを実現したとする。
また「Hybrid SI-DRIVE」を採用し、インテリジェント/スポーツモードに加え、EyeSightとの協調制御によるエコクルーズモードを設定。EyeSightが捕捉、検知する走行状況に応じてエンジンとモーターの出力をコントロールし、安全と環境性能に配慮した走行を可能にしている。