ニュース
独ポルシェ、「911」の50周年記念モデル「911 50thアニバーサリーエディション」
1963年に初代911が登場したことにちなみ1963台の限定生産
(2013/6/4 18:13)
独ポルシェAGは6月4日(現地時間)、「911」の50周年記念モデル「911 50thアニバーサリーエディション」を発表した。日本にも導入予定だが、価格は未定としている。生産台数は、1963年に初代911が登場したことにちなみ1963台。9月に行われるフランクフルトモーターショーの会場で正式なお披露目となる。
911カレラSをベースに、水平対向6気筒 3.8リッターエンジンをリアにマウントした後輪駆動のクーペモデルで、カレラ4譲りのワイドボディーを採用したことや、トレッド拡大に対応するべくポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)にチューニングを施したことなどが特長。エンジンの最高出力は294kW(400PS)/7400rpm、最大トルクは440Nm/5600rpmとなっているが、最高出力316kW(430PS)/7500rpm、最大トルク440Nm/5750rpmに高めることが可能なパワーキットも用意される。
エクステリアでは、マットブラックのカラーリングと中央部にポリッシュ加工を施した20インチホイールを装備するほか、フロントのエアインテークに備わったクローム仕上げのトリムストリップ、エンジンコンパートメントグリルのフィン、ハイグロス仕上げのウインドーフレーム、バイキセノンヘッドライトとダイナミックコーナリングライトを備えたポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)などの装着により、ベース車との差別化を図っている。
ボディーカラーはダークカラーのグラファイトグレーと、明るいガイザーグレーメタリックの2色を設定。いずれも「911 50」と刻まれた3D効果を演出するツートンカラーのエンブレムが付く。
インテリアでは、タコメーターとアルミニウム製ドアエントリーガードに2色の「911 50」エンブレムを装着。またメーターパネルは初代911と同様、グリーンのインデックスとホワイトの指針に加え、指針のピボット部にシルバーのキャップを装着した。
オールレザー仕様となるインテリアは、アゲートグレーとブラックの2色が選択可能で、いずれもコントラストカラーによる装飾ステッチが施される。運転席と助手席には、911ならではのドライビングプレジャーを堪能できると言う14-wayのスポーツシートを装備。