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【LAオートショー】新型「WRX」(米国仕様車)を正式公開
さらに大きくなった「レガシィコンセプト」も登場
(2013/11/21 14:05)
米カリフォルニア州ロサンゼルスで11月22日(現地時間)から一般公開となる「LAオートショー」を前に、プレス向けのイベントが開催された。
19日には「Connected Car Expo」(車載機器などの展示会)や、それに類するアウディのプレスカンファレンスが行われたが、プレスデー1日目となる20日はBMW、シボレー、ジャガーランドローバー、ポルシェ、フォード、KIA、MINI、アウディ、フォルクスワーゲン、マセラティ、ヒュンダイといった出展する主要メーカーのプレスカンファレンスが行われた。もちろん、日本メーカー各社(トヨタ、日産、ホンダ、富士重工業)もプレスカンファレンスを開催(三菱、マツダはプレスカンファレンスを行わなかった)。日本勢トップでカンファレンスを行ったのがスバル(富士重工業)だ。
米国仕様の新型WRXが登場!
今回のLAショーで登場したのは2台。1台は米国仕様の新型「WRX」だ。すでにティザーでフロントマスクの一部のみが公開されていたが、ついにアンベールとなった。
ワイドボディーを与えられたWRXは、フロント&リアまわりはもちろん、ボンネットの形状も標準車となる「インプレッサG4」とは大きく異なる。リアセクションではディフューザーを採用し、左右に2本出しのテールパイプを備えている。機構としては、新トルクベクタリングシステム、最高出力268HPの2リッター直噴ターボエンジンにモデル初の6速MT、もしくはマニュアルモードを備えたスポーツリニアトロニックCVTを組み合わせる。
現行レガシィB4を上回るサイズのレガシィコンセプト
もう1台、LAショーで登場したのはセダンタイプの「レガシィコンセプト」。「レガシィの今後のデザインの方向性を提示する」デザインコンセプトということだが、より北米でのニーズを取り込んだデザインコンセプトモデルと言える。
気になるのはそのボディーサイズ。現行の5代目(BM/BR)レガシィも大きくなったが、それをさらに上回る大きさで、4930×1940×1500mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2880mm(参考のため現行レガシィB4は、4745×1780×1505mm、ホイールベースは2750mm)。デザイナーの板野龍二主査によると「この大きさは必要となる室内空間を落とし込んでいったらこのサイズになった」とのこと。
アグレッシブなインプレッサに対して、大人の雰囲気を持つミッドサイズセダンを追求した結果、というこのレガシィコンセプト。今回はデザインコンセプトということで、レガシィの販売地域や、「LEVORG(レヴォーグ)」との棲み分けなど気になるところは一切取材NG。残念ながらこのクルマがどういう形で市場に出るのか、現在のところ不明である。