日産、ダットサン「on-DO」をロシア市場で2014年夏に発売

87馬力の1.6リッターガソリンエンジンを搭載

　日産自動車は4月4日、ダットサンブランドのロシア向け新型車「on-DO（オン ドー）」を2014年夏に発売すると発表した。ロシアのトリアッティにあるアフトワズの工場で生産され、価格は40万ルーブル以下となる予定。

4ドア5人乗りのファミリーセダンであるon-DO

　ダットサン on-DOは、4377×1700×1500mm（全長×全高×全幅）という日本の5ナンバークラスと近いボディーを持つ4ドア5人乗りのファミリーセダン。エンジンは87馬力を発生する1.6リッターガソリンエンジンを搭載する。独立したトランクの容量は530Lとなっており、リヤシートのシートバックを6：4分割可倒させてトランクスルーも可能となっている。

　on-DOという車名は、ロシア語で「彼」を意味する「on」、日本語の「道」「動」を意味する「DO」、英語で前向きな意味合いを持つ「on」「DO」を組み合わせて使うことで、このクルマが持つ強さ、性能、男性らしさ、物事を実行する一貫性、ダットサンブランドの考え方などを示すものとなっている。

　この発表に際して日産のカルロス・ゴーンCEOは、「ロシアは現在、日産にとって世界で5番目に大きな市場となっています。私たちは、今後3年間で販売台数を3倍にし、市場シェアを倍増させることを目指しています。またダットサンブランドは、ロシアでの全販売台数の3分の1を占めると見込んでいます。私たちは、創業以来80年間培った生産、技術的知見を生かして、アライアンスパートナーであるアフトワズの開発スキル、市場に関する知識、生産能力を活用することで、21世紀のダットサンのモデルラインアップをお届けします。これらのクルマは、ロシアのお客さまのニーズと嗜好に十分に見合ったものとなるでしょう」とコメントしている。