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ANAの新型機、ボーイング787-9型機が日本初登場
7月29日深夜に羽田空港に到着。8月4日には世界初の旅客フライトを予定
(2014/7/30 01:52)
- 2014年7月29日到着
ANA(全日本空輸)は7月27日(現地時間)、米国ワシントン州エバレットで日本初となるボーイング787-9型機(JA830A)を受領、29日深夜、羽田空港に到着した。
同機は2011年から就航し、ANAが世界で初めて運航を開始したボーイング787-8型機のストレッチモデルで、全長が56.7mから62.8mと6.1m延長されているのが特長。今回受領したANA初号機は国内線仕様で座席数が335席から395席へと60席増加したのに加え、プレミアムクラス、普通席ともに最新型のシートを採用しており快適性も向上している。また、貨物搭載可能重量も約18tから約22tへとアップするなど運航コストの低減と環境性能の向上を実現している。
そのほかの仕様は787-8型機とほぼ変わらず、エンジンはロールスロイス製Trent1000で巡航速度(M0.85)、航続距離(約1万1000㎞)となっている。これまでどおり、三菱重工業や川崎重工業など日本メーカーが製造に携わり、中央翼の製造は富士重工業が担当している。
同社では787-9型機を44機を発注済み。今後、国際線仕様も用意され順次充当される予定となっている。