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三菱ふそう、大型観光バス「エアロクィーン」「エアロエース」に新型エンジン搭載など一部改良

燃費向上とともに、プラズマクラスターイオン発生装置や抗菌シート生地などを標準装備

エアロクィーン(撮影用特別仕様車)
2014年9月12日発売

 三菱ふそうトラック・バスは9月12日、大型観光バス「エアロクィーン」「エアロエース」の一部改良を行い発売した。価格は仕様によって異なり、一例としてエアロクィーンのスーパーハイデッカー サロン仕様が4786万5600円、エアロエースのハイデッカー 一般観光仕様が4333万8200円。

 今回の一部改良では、燃費向上を追求した最新の6R10エンジンを搭載。同エンジンは「アシンメトリックターボチャージャー」を採用し、燃費改善や尿素水(AdBlue)の消費量を低減することに成功。また、「電子制御可変流量ウォーターポンプ」の搭載により効率的なエンジン冷却を実現するとともに、ポンプの駆動損失を低減させ燃費の改善を図った。さらに車両後面窓をポリカーボネート化して車両重量を軽減させたほか、新設定の「ECOドライブモード」を全車に標準装備するなどした結果、重量車モード燃費を従来型に比べ最大5%向上させている。

 なお、6R10エンジンは「T4」「T2」の2種類が用意され、前者は最高出力309kW(420PS)、後者は257kW(350PS)を発生する。

 装備面では、室内の浮遊カビ菌を除菌するプラズマクラスターイオン発生装置を標準装備するとともに、抗菌仕様のシート生地を採用するなど快適性を向上。室内灯と路肩灯にはLED照明を採用している。

 そのほか、UVカットガラスや空気清浄機(床下直冷車のみ)をオプション設定している。

エアロクィーン(撮影用特別仕様車)
エアロエース(撮影用特別仕様車)

(編集部:小林 隆)