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三菱ふそう、エコカー減税対応の新型大型路線バス「エアロスター」

フロントデザインを18年ぶりに一新。「ECOモード」スイッチで燃費悪化を防ぐ

新型「エアロスター」
2014年6月19日発表

1ステップ車:2467万1520円~2489万1840円

2ステップ車:2319万7320円~2376万6980円

ノンステップ車:2908万3320円~2932万920円

 三菱ふそうトラック・バスは6月19日、大型路線バスの新型「エアロスター」の受注を開始した。価格は1ステップ車が2467万1520円~2489万1840円、2ステップ車が2319万7320円~2376万6980円、ノンステップ車が2908万3320円~2932万920円。エコカー減税の対象となっており、自動車取得税が60%、重量税が50%軽減される。

 新型エアロスターでは、1996年の現行モデル発売以来初めてとなるフロントデザインの一新を実施。“FUSO V-フェイス”を適用してファミリーイメージの強化を図り、視認性を高めるディスチャージヘッドランプを標準装備。コーナリングランプの追加、路肩灯のLED化など安全装備を充実させている。

 このほかにノンステップ車では、ホイールベースを拡大して車内左側に設置している優先席を前向き仕様で用意し、居住性を向上させたほか、中扉床面に反転式の埋め込みスロープ板を標準装備。スロープ角度を改善して車いすなどで乗降するときの安全性を高め、スロープ板の設置作業を容易にしている。運転面の装備では、加速度が高い場合に燃料噴射を制御して加速を抑制する「ECOモード」スイッチ、アクセル開度が大きい場合にエアコンのコンプレッサー稼働を停止する「ECO A/C」スイッチを追加装備。燃費が悪化するエンジン回転域の使用を制限し、省燃費を実現している。

バンパー形状を変更し、セーフティウィンドを強調するデザインを採用。ディスチャージヘッドランプは従来品と比較して明るさが1.5倍、寿命が2.5倍になる
車内はホイールベースを拡大して前向き優先席を採用。室内灯もLED化して整備コストを低減させた
反転式の埋め込みスロープ板で使い勝手を向上

(編集部:佐久間 秀)