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三菱ふそう、大型路線バス計2146台をリコール。エンジンECUの不具合で火災に至るおそれ

2020年5月14日 発表

 三菱ふそうトラック・バスは5月14日、エンジンECUの不具合で走行不能や火災に至るおそれがあるとして大型路線バス「ふそう エアロスター」計2146台のリコールを国土交通省に届け出た。これまでに不具合件数が13件あり、事故は発生していない。

 不具合は、大型路線バスのエンジンECUの制御プログラムが不適切なため、最大燃焼圧力がコンロッドの許容限度を超える場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けるとコンロッドに亀裂が生じて、最悪の場合ではコンロッドが破損して走行不能や火災に至るおそれがある。

 改善措置として、コンロッドの点検や交換の必要性について検証に時間を要するため、全車両で暫定措置としてエンジンECUの制御プログラムを対策品に書き換える。なお、対策が決定次第、恒久対策を実施する。

 対象車両の製作期間は2013年5月29日~2017年8月22日。

改善箇所説明図