ホンダ、開発中のF1パワーユニットの画像を世界初公開

現在開発中のF1パワーユニット

　本田技研工業は10月1日、2015年のFIAフォーミュラ・ワン世界選手権（F1）参戦に向け、現在開発中であるパワーユニットの画像を世界初公開した。

　同社は2013年5月に、2015年から「マクラーレン・ホンダ」としてF1に復帰することを正式発表。イギリスのコンストラクター「マクラーレン」とパートナーシップを結び、パワーユニットサプライヤーとしてエンジンユニット、エネルギー回生ユニットの開発・製造などを行うことが明かされている。

　今回の画像公開に合わせて、F1プロジェクト総責任者である本田技術研究所 専務執行役員 新井康久氏は「2015年からの参戦に向け、今年移転したさくら（栃木県さくら市）の開発現場ではシミュレーションのみならず、エンジンにターボやエネルギー回生システムを結合し、本格的なベンチテストの段階に移行するなど、パワーユニットの開発は佳境を迎えています。また、英国ミルトンキーンズの活動拠点も本格的に稼働を開始しました。今回は、現在開発中のパワーユニットの画像を公開しましたが、いよいよ半年後に迫った参戦に向け、メンバーが一丸となって開発に集中しています。どうぞ、ご期待ください」とコメントしている。

　なお、鈴鹿サーキットで開催される「2014 FIA F1 世界選手権シリーズ 第15戦 日本グランプリレース」に伴い、開催前日の10月2日～5日までの期間、サーキット内に設営するホンダブースへの来場者に、現在開発中のパワーユニットの最新映像をホンダサウンドとともに先行公開するという。