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岩谷産業、セブン-イレブン併設の水素ステーションを2015年に順次オープン

東京都と愛知県に展開。“将来性と日用性を融合させた地域インフラ”を目指す

2014年12月10日発表

セブン-イレブン併設の水素ステーションのイメージ

 岩谷産業は12月10日、セブン-イレブン・ジャパンと店舗併設に関する包括合意書を締結。東京都と愛知県に水素ステーションとセブン-イレブン店舗を併設する2店舗を2015年度に順次オープンさせると発表した。

 岩谷産業は、水素ステーションで販売する水素の価格を1100円/kgに決定したことを11月14日に発表しており、「水素をエネルギーとして活用する社会」の実現を目指す一環として水素ステーションの設置を推進している。また、セブン-イレブンは地域に根差した「近くて便利」な店舗づくりを推進しており、両社の将来性と日用性を融合させ、「商品」「サービス」「クリーンエネルギー」を1個所で提供できる地域インフラとしての拠点づくりを目指すとしている。

 これに加え、セブン-イレブン店舗では純水素型燃料電池を活用した店舗の環境負荷低減についても実証実験を実施。小売店舗における燃料電池活用の将来性について検証するとのこと。

 岩谷産業はこれらの取り組みにより、水素エネルギーが広く一般に浸透していくことを期待し、水素インフラの基盤確立に力を注いでいくとしている。

(編集部:佐久間 秀)