ニュース
日本レース写真家協会、「モータースポーツジャパン」で中学生以下限定のフォトスクールなど実施
写真を通じてモータースポーツの楽しさを
(2015/4/20 00:00)
- 2015年4月11日~12日開催
モータースポーツを通じてクルマやバイクの魅力を伝えるイベント「モータースポーツジャパン 2015 フェスティバル イン お台場」が、4月11日~12日の2日間にわたってお台場特設会場(東京都江東区青海)で開催されたのはすでにお伝えした通り。
開催10年目を迎えた「モータースポーツジャパン2015」
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150414_697635.html
自動車メーカーをはじめ、日ごろからモータースポーツに携わる多くの企業や団体、そして来場する多くのファンがその開催を支えているが、そんな中から今回は日本唯一のモータースポーツ写真家協会であるJRPA(日本レース写真家協会)の出展とその活動をお届けしよう。
今年10周年を迎えたモータースポーツジャパンの開催2年目から出展し続けるJRPAは、今年も例年どおりの写真展示、子供連れの家族を対象とした「ファミリーフォトセッション」、中学生以下を対象とした「ジュニア・フォトスクール」を行った。なかでも写真展示は開幕戦や開幕前のテスト風景など今シーズンのものだけで構成されており、国内外のさまざまなカテゴリーのレースやラリーで今年1年活躍するマシンやドライバーの表情を楽しむことができた。
また、それらの写真の一部はブースに用意されたプリンターで出力できるサービスもあり、自分のお気に入りのマシンや選手の写真を持ち帰る来場者が後を絶たず、展示されていた写真についても2日目終盤に行ったジャンケン大会ですべて来場者にプレゼントされた。F1やWRC、MotoGPなど世界選手権をはじめ、SUPER GTやスーパーフォーミュラーなど国内レースのプロ写真家によるオリジナル写真がこれほど気軽に入手できる機会はそう多くはないだろう。もちろんすべてのプログラムは無料だ。
本物のレーシングマシンと記念撮影できる「ファミリーフォトセッション」
会場内のレーシングカー コックピット体験ブースに即席写真館を設置し、本物のレーシングマシンと一緒に家族写真を撮影するいうJRPA出展1年目から続けている名物企画。今年はスーパーフォーミュラSF13(8号車)、2013年SUPER GT 日産GT-R(24号車)、マクラーレン・ホンダMP4/5との記念撮影後、JRPAブースで会員によるプリント作業が行われ2時間程度で手渡された。
プロと同じ撮影エリアで行われたジュニア・フォトスクール
1日10名と狭き門ではあったが、中学生以下限定のジュニア・フォトスクールが2日間にわたり行われた。一眼レフカメラが1人1台貸し出され、一般では入場できないプロカメラマンと同じエリアで撮影指導が行われた。もちろん撮影データは持ち帰り可能だ。
モータースポーツジャパンは、その開催趣旨に賛同する多くの人によって支えられて10年目を迎えたが、JRPAは「写真」を通してその役割を果たしたといえるだろう。そしてその活動をプリンタやカメラの提供などで支えるエプソン販売、キヤノンマーケティングジャパン、ニコンイメージングジャパンもモータースポーツはもちろんクルマやバイクの魅力を伝えるための大きな存在だ。
SUPER GTでチームを持つエプソンはもちろん、かつてはF1やWRC、ルマン、パリダカなどでそのロゴを見かけたキヤノンやニコンも、今でも形を変えモータースポーツを支え続けているのだ。今回はJRPAの活動を紹介したが、会場を歩いているとそんな実に多くの支えがこのイベントを成り立たせていることに気付く。そんな視点で見る今年のモータースポーツジャパンも、なかなか面白いものであった。