ミシュラン、トラック・バス用タイヤ「ミシュラン エックス マルチ ゼット」に2サイズを追加

ミシュラン エックス マルチ ゼット

　日本ミシュランタイヤは、中・長距離ユーザー向けに開発されたトラック・バス用タイヤ「MICHELIN X MULTI Z（ミシュラン エックス マルチ ゼット）」に2サイズを追加して8月10日から発売する。価格はオープンプライス。既存の3サイズに「245/70 R19.5」「265/70 R19.5」の2サイズが追加され、計5サイズとなる。

ケーシングの設計見直し、新デザインのトレッドパターンなどによりライフ性能を最大で25％向上

　ミシュラン エックス マルチ ゼットは3月に発売されたトラック・バス用タイヤ。運送事業者からの要望が大きい安全性や経済性を高めるため、タイヤのケーシングを設計段階から見直し、トレッド幅を最大化させる新デザインのトレッドパターンと組み合わせている。さらにトレッドパターンには7°の傾斜を与えた「デルタサイプ」を使い、ブロック剛性の確保と合わせてコーナーリング時のウェットグリップ性能を確保する。

　また、耐摩耗性能を高めた「新トレッドコンパウンド」を採用して、従来品（MICHELIN XZE 2＋ 11R22.5）からライフ性能を最大で25％向上。最新のグルーブデザインによって石噛みによる損傷からトレッド面を保護し、高密度のスチールプロテクトプライを導入して強化したビード部などでケーシングの耐久性と再生率を引き上げ、高い経済性を手に入れている。