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【メディア4耐】「デミオ」「ロードスター」のモータースポーツ参戦ベース車両を展示

「ロードスター NR-A」と「デミオ 15MB」は今秋発売の予定

2015年9月5日開催

 筑波サーキット(茨城県下妻市)で「第26回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」(以下、メディア4耐)が開催中。会場では、9月1日に発表されたニュースリリースで予告されていたとおり、Aパドック ドライバーズサロンで「デミオ」「ロードスター」のモータースポーツ参戦ベース車両を展示している。

ロードスター NR-A

ロードスター NR-A

 ロードスターベースのレース参戦ベース車両。エンジンはノーマルと変わらず直列4気筒の1.5リッターガソリンを搭載するが、デフなどの駆動系は耐久性をアップしたパーツを装着。ビルシュタイン製の車高調整式サスペンションや1インチアップしたブレーキローターを採用するほか、駆動系を中心とした耐久性アップが行われている。

純正用品として設定予定となっている牽引フック
ル・マン24時間レースで勝利したマツダ 787BがつけていたゼッケンNo.55をイメージしたステッカー。こちらは参考出品
ショックアブソーバーが変更されるほか、駆動系も強化品に変更されている
ホイールはペイントをノーマルと異なるシルバーに変更した専用モデル。ブレーキローター径は前後とも1インチアップ。タイヤサイズは195/50 R16
ステアリングスポークからマルチインフォメーションディスプレイ用のスイッチがなくなっている
トランスミッションは6速MT
エアコンダイヤルはシルバー加飾がなくなり、樹脂色となっている
フルバケットシートと4点式シートベルトは純正用品

デミオ 15MB

デミオ 15MB

 2015年4月にお台場で行われた「モータースポーツジャパン2015」において展示された「デミオ スポーツコンセプト」。その市販モデルがようやく姿を現した。クルマの前に置かれたサイネージには「市販予定車 参考出品」の文字があるものの、現場のスタッフによると「まもなく発売のアナウンスをお知らせできるのでは」とのこと。

 デミオのエントリーモデルとなる「13C」をベースに、1.5リッターガソリンの「SKYACTIV-G 1.5」エンジンや6速マニュアルトランスミッション「SKYACTIV-MT」、前後とも1インチアップした大型ブレーキローターを採用する。展示車両には車高調整式サスペンションやフルバケットシートなどが装着されていたが、こちらはオプションとなる。インテリアの質感は上級グレード譲りで、装備面でもマニュアルエアコンを装備するなど、“レース車両”的なチープな印象はまったくなく、普段使いのクルマとしても不満なく乗ることができそうだ。

リアのドラムブレーキは1インチアップ。タイヤサイズは205/50 R16
フロントのブレーキローターも1インチアップ
車高調整式サスペンションはオプション
エンジンは欧州仕様のデミオなどでも採用されている1.5リッターガソリン。参考スペックは最高出力85kW(115PS)/6000rpm、最大トルク148Nm/4000rpn
ウレタン製ステアリング
トランスミッションは6速MT
タコメーターはメーターパネル左側にデジタル表示
マツダコネクトではなくオーディオを装備
マニュアルエアコンのほかCDプレーヤー、USB端子なども備える
フルバケットシートと4点式シートベルトはオプション
ペダルまわり
Aパドック ドライバーズサロンでは歴代ロードスターの展示も行われている

(安田 剛)