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ZMP、開発環境を充実させた最新モデル「RoboCar 1/10 2016」受注開始
価格は68万円～80万円（税別）。ディスク容量を増やして802.11acに対応
（2016/1/13 18:26）
- 2016年1月12日受注開始（1月末出荷開始予定）
- 一般80万円（税別）、アカデミック68万円（税別）
ZMPは1月12日、自動運転車などの研究開発向けに販売している実車1/10スケールロボットカーの最新モデル「RoboCar 1/10 2016」の受注を開始した。出荷開始は1月末を予定。価格は一般80万円（税別）、アカデミック68万円（税別）。
RoboCar 1/10は2009年から販売を行なっており、429mm×150mm×190mm（全長×全幅×全高）という実車の約10分の1のサイズによって屋内での研究開発に利用できることが特徴となっている。
小型DCモーターで走行するRoboCar 1/10には、外界センサーとして単眼USBカメラ1個、赤外線測距センサー8個を標準装備し、さらにレーザーレンジセンサーを前後2カ所までオプション搭載可能。また、内界センサーではジャイロセンサー（1軸）、加速度センサー（3軸）、ロータリーエンコーダ（車輪×4、モータ×1、ステアリング×1）などを備える。これらを使って車両の挙動や周辺状況などを把握して、自動運転車などの開発で必要となる各種計測や開発したアプリケーションの実証などが行なえる。
また、最新モデルの2016では、GUIでのオンボード開発への対応、搭載SSDの容量増加、Linux（Ubuntu）、C++、OpenCVといった汎用的な開発環境のサポート、最新Wi-Fi環境となるIEEE 802.11acへの対応などを行ない、開発環境を充実させている。
