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【SUPER GT 第1戦 決勝直前インタビュー】au TOM'S RC Fの伊藤大輔選手とニック・キャシディ選手に聞く

LEXUS TEAM TOM'S監督 関谷正徳氏「目標はノーミスでやること」

2016年4月9日~10日 開催

 岡山国際サーキットで開幕したSUPER GT 第1戦「2016 AUTOBACS SUPER GT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE」。予選開始前のインタビューに36号車「au TOM'S RC F」をドライブする伊藤大輔選手、ニック・キャシディ選手が応えた。

 インタビューでは、これまでのテストにおけるマシンの仕上がりや今シーズンへの意気込みについて話を聞くことができた。

 これまで開幕前に行なってきたテストについて、伊藤選手は「マレーシアで行なった年末年始のテストでは、タイヤの評価をメインにテストをしてきました。(現在のルールでは)マシンをいじれる範囲がタイヤとエンジンぐらいなので、なんとかいいタイヤを開発していかなければなりません」と、これまでのテストについてのポイントを説明。

 マレーシアのテストではレースで採用するタイヤを絞り、実際に国内でもテストしたところ、その狙いが外れてなかったという。伊藤選手は「いい手応えを感じております」とコメントするとともに、「自分たちに合うタイヤを見つけるのがポイントになってくる」と、勝利に向けての考えを示した。

 また、今シーズンの抱負について、伊藤選手は「今シーズンのレースを優位に進めていくためにも開幕戦の岡山で勝ちにいきたい」とコメント。パートナーのキャシディ選手も「自分にとってSUPER GTは初めての挑戦、大きな挑戦になる」と意気込みを話した。

 一方、36号車 au TOM'S RC Fと37号車 KeePer TOM'S RC Fの2台を監督するLEXUS TEAM TOM'Sの関谷正徳氏は、「目標はノーミスでやること。レースを落としているのはミスをしているからで、監督としてはミスをしない環境を整えて、みんながミスをしないことが大事」と話し、「我々のチームは2台体制でいろいろなデータを取れるので、その優位性を活かしたうえで取りこぼしのないレースを展開していきたい」と語った。

 インタビューの後に実施された予選では、36号車は惜しくもQ2に進出することができず、明日の決勝レースは9番手スタート。決勝レースではミスのない展開で巻き返しに期待がかかる。

(Photo:高橋 学/編集部:椿山和雄)