まるも亜希子の「寄り道日和」

中野ブロードウェイに登場した「メカドック」に行ってまいりました!

私もチューニングショップ「メカドック」にお邪魔しちゃいました〜! なんて感じに撮れるフォトスポットがありました。潤、いっつぁん、野呂さんと一緒に青春してる気分になれます

 潤、ナベさん、那智渡と聞いてピンときた人! そうです、1980年代に大人気となった伝説のチューニングカー漫画&アニメ、次原隆二先生の『よろしくメカドック』です! なんと連載開始40周年を迎えていたんですね〜。その記念企画として、「よろしくメカドック展 ~激走! キャノンボールトライアル@中野~ in 墓場の画廊 POP UP STORE」と題したポップアップストアが開催されているということで、ディープな町、中野ブロードウェイに行ってまいりました!

 私はこの業界に入る前までは普通の女子でしたので(笑)、リアルタイムでは見ていなかったのですが、同年代以上の男子たちは週刊少年ジャンプの連載当時から読んでいて、これがきっかけでレースに出たいと思ったり、チューニングに興味を持ったという人が多数。夫はテレビアニメで虜になり、毎週楽しみで仕方なかったそうです。

 それで、数年前に動画配信サービスに「よろしくメカドック」があるのを見つけ、興奮する夫とともに一緒に見ているうちに、主人公とその仲間たち、ライバルたちの魅力的なキャラクターと、友情、人情、恋、憧れ、夢や挫折、笑いと涙、もういろんな要素が散りばめられているストーリーに、どっぷりハマってしまったというわけです。もちろん、昭和を彩った数々の名車たちが続々と登場し、ハラハラドキドキのバトルを繰り広げたり、あっと驚くチューニングが施されていたり、ひとりのクルマ好きとして見ても面白いんですよね。ちょいちょい、メカニズムやドラテクの分かりやすい解説が入ったりするので、これを見ていろいろ覚えた人が多いのも納得です。

JR中央線・地下鉄東西線の中野駅北口から徒歩6分ほどの中野ブロードウェイは、漫画&アニメの聖地として世界的に有名な場所。この3階にある「墓場の画廊」で、「よろしくメカドック」連載40周年記念企画のポップアップストアが開催されています。もうこのエントランスからテンション上がっちゃいますよね

 さて、連載開始40周年記念企画のポップアップストアは、マニアックかつあやしげなお店が並ぶ中野ブロードウェイ3階の奥の奥にありました。まず目に飛び込んできたのは、ステアリングを握る主人公・風見潤の真剣な眼差しが素敵な特大看板。赤地に白の「メカドック」、黒地に黄色の「ワタナベ」の文字があちこちで踊り、オリジナルグッズたちがズラリと並んでいます。

 さらに右手のショーウインドウの中には、チューニングショップ・メカドックでお馴染みの白いツナギや、登場する名車たちのダイキャストモデルやプラモデル、原画などがあって、ついついガラスに顔をつけて見入ってしまいそうになります。画廊の奥へ入ってみると、ファンにはたまらないフォトスポットが出現。私もしっかりと写真を撮ってきました。

 週刊少年ジャンプ連載時の生原稿もたくさんディスプレイされていて、下書きの鉛筆が残っていたりするのがリアル! 私も編集者時代、漫画のページを担当していたことがあるので、セリフを1つ1つ、ワープロで打ち出していたことなどを懐かしく思い出しました。このポップアップストアは前期と後期があって、この生原稿などのディスプレイが入れ替わるそうなので、後期も見に行かなければと思っています(笑)。

 そして、予想はしていましたが……。夫はテレビ放送された全30話が収録されたDVDボックスをはじめ、ボールペンやキーホルダーなど見事に散財してホクホク顔。その夜からさっそくわが家のテレビでは「よろしくメカドック」が流れはじめ、3日間ずっとメカドック祭りとなりました。でも、7歳の娘も面白がって見ていたので、今の子たちにも響くんだなぁと新たな発見。公道を使ったレースというのは今の時代、いろいろと発信しにくいかもしれないですが、例えば主人公が夢を叶えてレッドブルホンダのメカニックとして世界を回る、なんて続編は見てみたいなぁと思います。次原先生、どうかご検討よろしくお願いいたします!

 ポップアップストア、前期は2月8日(水)まででしたが、後期は本日2月9日(木)から19日(日)までです。ぜひ行ってみてくださいね。

Tシャツやパーカー、キャップや工具箱、缶バッヂなど、いろんなグッズがあってウロウロと悩みつつ、ゲットしてきたのがこちら。3巻あるDVDボックスは、全部並べると背表紙に潤の顔が完成するようになっています。5000円以上購入すると、左上の免許証がもらえますよ〜
まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラスなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSDとスズキ・ジムニー。