まるも亜希子の「寄り道日和」

2回目の車検から帰ってきたMINI

猛暑の中、文句も言わず私たちのレジャーや仕事によく走ってくれた愛車のMINIクロスオーバー・クーパーSD。夏の終わりに2回目の車検を受けました。走行距離は5万5000kmほどですが、5年目ともなるとチラホラと小さなトラブルも出てきましたが、まだまだ元気です!

 わが愛車、MINIクロスオーバーが2回目の車検から戻ってきました。1回目と違って今回はいろいろあり、すんなりとはいかず……。

 というのはまず、少し前に高速道路を走っていてフロントガラスに飛び石を受けてしまったんです。よくあることだし、運転席から見える範囲にはなんのトラブルもなかったのであまり気にせずにいたのですが、洗車した際によくよく確認すると、ワイパーの付け根に近い部分に縦長のひび割れができているではないですか。これでは車検に通らないだろうということで、フロントガラス交換が必要となってしまいました。

 ただ、任意保険で車両保険にも加入していたので、相談したところ免責5万円の支払いはあるものの、保険での交換修理が可能とのこと。翌年の等級が1つ下り、保険料としては約4万円ほどアップするだろうと言われましたが、MINIクロスオーバーのフロントガラスはいろんな付属品を合わせると23万円ほどかかるとのことなので、それなら保険を使った方が良いということになりました。

 次に、なぜか突然、助手席のリクライニング調整スイッチがバキっと折れるという事件が発生。「誰だ? バカヂカラで押したのは〜!」とあれこれ犯人探しをしてしまいましたが(笑)、まぁ私か夫でしょうね。MINIクロスオーバーのパワーシートのスイッチは、前後スライド用と上下の調整用とリクライニング用が3つ並んでおり、他の2つはまだ使えるのですが、ユニット交換なので3つぜんぶを取り替えるしかないとのこと。費用は工賃と合わせて5万円くらい。これは使えないと不便なのでお願いすることにしましたが、本国からの取り寄せで3週間ほどかかるそう。ひとまず、注文をお願いして部品が届いてからあらためて交換のために入庫することになりました。

いちばん困ったのは助手席のパワーシートスイッチが折れてしまい、リクライニングができなくなったこと。前後スライド、上下のスイッチと3つセットでの交換となってしまいました

 さらに、いちばん頻繁に開け閉めする運転席のドアが、ちょっと閉まりがわるいような気がすると夫が言うので、見てもらったところドアロック部分の金具が固着してしまっていることがわかりました。ただ、こちらの部品も本国から取り寄せとなることと、費用が3万円ちかくかかるとのことで、今はひとまず問題なく使えているので見送ることに。あとは、新車から使っていたフューエルフィルターとカートリッジを交換してもらいました。

 そして、新型のMINIカントリーマンが出たことで旧型になってしまった愛車なので、廃盤になってしまう前に手に入れておいた方がいいという夫の勧めに従って、ボディの小傷などをリタッチするためのタッチアップペイントが欲しいとリクエストしたんです。そしたらちゃんと探してくれて、無事に手にいれることができました。マニキュアタイプで、カラーとクリアが1セットになっています。私の爪で薄い傷がついてしまったところなど、今度やってみようかな。

きれいなブルーのボディカラーは愛車の大好きなポイントのひとつ。タッチアップペイントを入手したら、キャップを外すとハケがついているというマニキュアタイプでした

 今回、MINI新宿にお世話になったのですが、とてもいいサービスだなと思ったのは、メカニックさんからメールでビデオメッセージが送られてくるんです。車両をリフトアップした状態で、エンジンの裏側から足まわり、ベルト類などを映しながら、問題がないかどうかをしっかりチェックして解説してくれます。タイヤの山やブレーキパッドの残りなども計測して、報告してくれるのでわかりやすいし、安心ですよね。

正規ディーラーに入庫したところ、メカニックさんが撮影してくれた車両チェックの動画がメールで送られてきました。このサービス、とてもわかりやすいし安心してお任せできるので、いいですね

 いろいろ痛い出費はあったものの、晴れてちょうど1週間後に戻ってきた愛車。今は車検ステッカーがフロントガラスの右上に貼られるようになりましたね。最初は何だか視界の右端にチラチラと邪魔だなぁと思ったんですが、だんだん慣れてきました。まだまだエンジンも快調だし、安心して乗り続けたいなと思います!

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラスなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSDとスズキ・ジムニー。