まるも亜希子の「寄り道日和」
夫と一緒にキャンピングカーショーに初潜入してきました
2024年8月1日 00:00
不治の病だと思ってあきらめていますが、また夫がクルマ欲しい病を発症! しかも今度はなにを言い出すかと思えば、キャンピングトレーラーが欲しいんだそうです。これには思わず「はぁ〜っ?」とAdoばりの返答をしてしまいましたよね。
数年前、まだVクラスに乗っていたころ、ルーフに設置するポップアップテントが欲しいと相談されたことがありました。これがあれば家族でキャンプを楽しめそうじゃない? と呑気に言うので、料理とか後片付けとかあなたがやってくれるならいいよと答えると、「じゃあ、あきらめる」と即答(笑)。この調子じゃ、わが家ではアウトドアレジャーに出かけることはないだろうと思っていたのです。
ところが先日、キャンピングカーを持っていた先輩が、3年経ったら子供たちが成長してなかなか一緒に遊んでくれなくなり、キャンピングカーを手放したという話を聞いたとのこと。「子供と一緒に思い出を作れる時間は、思っていたよりずっと短いよ」と言われ、やっぱり「買うなら早い方がいい!」という気持ちが盛り上がってきたのだとか。
そんな矢先に絶好のタイミングで開催されたのが、東京キャンピングカーショー2024。東京ビッグサイトだから屋内だし、ペット同伴で入場OKということもあり、愛犬オレオのお散歩がてら、行ってみることにしました。会場は東7・8ホールで、過去最多の出展台数を記録したそう。私はこのイベントに行くのが初めてだったのですが、いかにも休日を楽しむ、クルマ旅を楽しむ、アウトドアを楽しむために作られた220台以上の車両が並んでいる光景は圧巻。のっけからあちこち目移りしちゃいました。
ひとくちにキャンピングカーと言っても、フルコン(ビルダーが1から製造している大型キャンピングカー)、バンコン(バンやミニバン、ワゴンをベースにしたキャンピングカー)などなど、いろんなタイプがあるというのはあまり知らなかったので、なかなか興味深いものがありました。その中で夫が狙いを定めていたのはトレーラー。どうやらMINIクロスオーバーで牽引することを想定しているらしいのですが、牽引免許がいらない重量が750kg以下の小さめのタイプ。わが家の周辺は道が狭いこともあって、小まわりがきくことと駐車場に入れやすいことが魅力です。さらに、あわよくば自分の仕事部屋として使ったり、万が一の災害時には避難所として使えるのだと力説しておりました(笑)。
ハイハイ、と半分聞き流しながら見て回っていたのですが、メーカーさんごとに間取りや内装の雰囲気も違うし、ペットに優しいとかバイクが積みやすいとか特色があって、いつの間にかついつい前のめりになってのぞいていました。娘は2段ベットやふかふかのベットにテンションがあがり、試乗ならぬ試眠? をして比べていたのが面白かったです。
私はどちらかというとトイレとシャワーがあるかないか、あるならどんな感じなのか、というところがいちばんのチェックポイントだったのですが、メーカーの方に聞くと最近は「いらない」というユーザーも増えてきているとのこと。日本はSAや道の駅はもちろん、コンビニでもトイレが借りられるし、レジャーだけの使用に特化したらキャンプ場にもトイレはあるし、お手入れや掃除が大変なのでトイレはナシにして、その分収納や居住スペースが広い方を好む人がいるのも納得ですね。
ただ私としては、犬を飼い始めたことでもし災害が起こって避難しなければならなくなったときに、普通の避難所には犬と一緒に入れないことが多いと思うので、できれば緊急用としてトイレがあった方が安心かなと思ってチェックしていました。小型のトレーラーは簡易的なトイレが多いのですが、大型トレーラーになるとビジネスホテルのユニットバス並みのものまであって、やはり頻繁に使うなら水で流せる方がいいかなぁと……。これダメですね、いろいろ見れば見るほど贅沢になってしまいます(笑)。
結局、夫は2つのモデルが候補として有力というところまで絞りつつ、やっぱりバイクが積める方がいいかなぁ、などといまだに揺れ動いている模様。私はジムニーシエラの5ドアにポップアップテントがついているモデルや、N-VANを真っ赤なインテリアでかわいく仕上げた軽キャンパーに心惹かれたりしつつ、初めてのキャンピングカーショーを楽しませてもらいました。会場内ですでに商談に入っている来場者もちらほらいましたが、なんか分かります。キャンピングカーって、見ているうちに夢が広がってくるところがいいですね。はてさて、わが家にトレーラーはやってくるのかどうなのか? またレポートしたいと思います。