まるも亜希子の「寄り道日和」
ランドクルーザー250で京都市内をラリーしてみました
2024年9月19日 00:00
いつも交通安全応援ユニット「OKISHU(オキシュー)」としてあちこちのイベントで交通安全のレクチャーをさせていただく時に、小学生でも楽しく学べる教材「交通安全うんこドリル」を提供してくれている京都トヨタさん。この度、「GR Garage 京都伏見」がオープン6周年を迎えるということで、9月16日に記念イベント「GR Garage 京都伏見 秋祭り2024」が開催され、私たちもお手伝いに行ってまいりました!
いつも、広くてきれいでおもてなしがたくさん詰まった店内は誰でも居心地のよい空間なんですが、今回はさすが6周年記念ということで、お祭りにふさわしいワクワクする空間に大変身していました。私たちOKISHUのキャラクター「置きシュー子」も入れて作ってくれたステージパネルや、スタッフと勝負すると豪華景品が当たるガチャコインがもらえる卓球コーナー、香ばしいかおりで食欲をそそるポップコーンのサービスや、クラウンのオープンカーのフレームでめっちゃ盛れて撮れるプリントシールも! そのほかお土産コーナーや休憩コーナーまで、全部スタッフの皆さんが何日もかけて準備したというから頭が下がります。
さらにメインイベントが2つ! 1つはマイカーで参加できるラリーイベント「Forum8 ナガシーラリー2024」。ナガシーというのはGR Garage 京都伏見のYouTubeチャンネルでもお馴染み、GRコンサルタントの長島英紀さんの愛称なんですが、なんとWRCのラリージャパンと同じくForum8さんの冠が入っているのがスゴイ(笑)。というのも、京都トヨタさんはフォーラムエイト WRCラリージャパンのスイーパーを務めていて、ラリーにご縁があるんですね。
でも今回は、店舗を出発して京都市内をコマ地図を見ながら走り、チェックポイントを巡ってまた店舗にゴールするという競技で、ドライバーとコドライバーの2人以上ならお子さまのいるファミリーでも参加できる、ゆるいラリーとなっています。コース設定はもちろん、コマ地図の作成もナガシーさん自ら主導して行ったのだそう。
参加チームは事前の申し込みで募集した限定15組。GRヤリスや86もいましたが、ヴォクシーやノアなどミニバンが複数台いたり、他メーカーでもぜんぜんOKというのがいい感じですね。そして吉田由美さんと私は、新たにステッカーチューンをしたばかりというランクル250で、ゼロカーのドライバーとコドライバーを務めることに。関東育ちでまったく京都の土地勘のない私たち、迷子にならないかなと、かなり不安なまま出発しました(笑)
最初は由美さんがドライバー、私がコドライバーだったんですが、そういえば私はサハラ砂漠ラリーまでやったことがあるくせに、ブランクがありすぎてコマ地図の読み方や注意点をすっかり忘れ、のほほーんとドライブ気分で乗っていたため、スタートしてたったの200mでいきなりミスコースの危機!
「ちょっとまるもちゃん、ちゃんと距離の誤差とかメモしてよ〜!」と由美さんに怒られるわ、ボールペンすら忘れてカメラマンとして同乗していたスタッフさんに貸してもらうわ、もうボケボケ(笑)。ようやく「そうだったそうだった、タイヤサイズとか交差点の曲がり方なんかでだんだんコマ地図との距離がズレてくるから、常にチェックしてメモしなきゃだった」と思い出してきたのでした。
そこからは、チェックポイントごとに運転とナビを交代しながら進みましたが、1つ目のチェックポイントでまさかのゼッケン1番に抜かれるという(笑)。ミスコースの危機はその後も訪れ、そのたびに“天の声”に助けられながら、なんとかゼロカーとして最初に戻ってくることができました。スタッフさんに感謝! 参加者の皆さんもちょいちょい、ミスコースをしたチームもあったそうですが、最終的には大きな遅れもなく全車が無事にゴールできました。
その後は、GRコンサルタントの新開友紀子さんの司会で、由美さんと私の3人で「ナガシーラリー振り返りトークショー」を開催。コマ地図に書かれていたアイコンにツッコミを入れたり、難しかったポイントなどを話したり、参加者の皆さんと和気あいあい、楽しい時間を過ごしました。最後にはゼッケンで引く抽選会もあり、ヤリスのミニ四駆やWRC観戦ペアチケットという豪華賞品が当たって大盛り上がり。かなり小さいお子さんから中学生くらいのお子さんも参加されていて、こんなふうにファミリーでクルマを使ったイベントができるのって、素晴らしいなと思います。またぜひ、やってほしいですね。
さてもう1つのメインイベントは、アイシン×立命館大学デザイン科学研究所の共同研究によって完成した、SNSに起因する子どもの性被害を防止するためのカルタ「性被害やっつけたるわファミかるた」を使った、幼稚園児から小学6年生までの子どもたちによる大カルタ大会! 開会にあたり、この共同研究を見守ってきたアイシンの鈴木研司シニアエグゼクティブアドバイザーがあいさつし、学生たちが一生懸命作ったカルタでぜひ楽しんでほしいと激励。ステージ前には畳が敷き詰められ、5つのグループに分かれて子どもたちのカルタ真剣勝負が行なわれたんです。
読み手は、立命館大学経営学部のゼミで実際にこのカルタを作成した、4回生の田中萌々香さん。子どもたちがワイワイとカルタを楽しんでくれている様子に、とても嬉しそうだったのが印象的でした。見守っていた保護者の方にも「なかなか家庭で話題にしにくいことがこのカルタで学べるのがいいですね」と好評。さらに、GR Garage 京都伏見が「京都下鴨茶論」とコラボして行っている愛車の水撮影イベントでお馴染みのコスプレイヤー・餅屋らんさんが、「これってSNSでの困りごとが多いコスプレイヤーにもバズりそうです」と言っていました。確かに!
そして白熱したカルタ大会は、なんと最高26枚も取った小学生がいてびっくり。その後、京都府警察のおまわりさんが子どもの安全対策に関する防犯講話をしてくださり、今度は「助けて〜!」と大声を出す練習でも盛り上がりました。というのも、助けを呼ぶときに警察庁が推奨する大声の基準というのが、なんとパトカーのサイレンよりも大きい85〜100デシベルなんだそうです。そこで、声の大きさを計測できるマイクに向かって、自分の声が何デシベルなのかを試してみたんですね。いちばん大きかった女の子は106デシベルという、電車のガード下くらいの音を記録。拍手喝采で、大カルタ大会も無事終了となりました。
こうして、たくさんの来場者とともに楽しい1日となった秋祭り。この楽しい思い出が、クルマ好きの輪を広げていくんですよね。GR Garage 京都伏見の皆さんには、これからも楽しいイベント企画をぜひお願いしたいです。そしてまた、私も参加させてくださーい!