まるも亜希子の「寄り道日和」
レクサスのブランドスペースでスイーツ体験
2025年3月13日 00:00
誰にも邪魔されず、ひとりでゆったりと美味しいものをいただきながら、好きな本でも読むひと時。それがどんなに贅沢で貴重なものだったのか、子育て真っ只中の今ならよくわかります。娘の義務教育が終わるまであと5年、そうなった暁には……と、今はせっせと情報収集して「行きたいお店リスト」を作成中なわけですが、先日またひとつ、リストに加えたい場所が増えました。
それは、レクサスがまったく新しいブランドスペースとして日比谷にオープンした、「LEXUS MEETS...」。東京ミッドダウン日比谷の1階にある広々としたカフェラウンジで、地下駐車場にはレクサスのBEVに向けたラグジュアリーな充電施設があるのですが、先ごろこちらがほかのブランドのBEVでも使えるようになったとアナウンスがありましたよね。東京都心をBEVでドライブするなら、ぜひ立ち寄ってほしいイチオシの場所なんです。
まず、店内がとーってもゆったりとしていて、オシャレで居心地がいいのです。実は私、あんまりトレンド最先端って感じのオシャレなお店だと、逆にリラックスできない性分なのですが(笑)、ここは飾ってあるものが一見するとバラバラのように見えて、よくよく聞けば裏テーマというか、レクサスというブランドの想いがしっかりとそれぞれに込められていることがわかります。
たとえば、店内をいくつかのエリアに分けて、1つずつ地域を設定。その地域にゆかりのあるアートや名物、中にはレクサス(トヨタ)とお付き合いのあるサプライヤーさんが制作したアート作品なんかも飾ってあるんです。置いてある本も自由に店内で読むことができ、その地域の産業などに関連する内容の本などもあって、ゆっくり読みたいなぁと思いました。
エントランスを入って右側はテーブル席が中心で、左側はちょっとラウンジのようなソファ席が中心。その日の気分で選べるのもいいですよね。私はソファ席に案内していただいて、美味しそうなものがたくさんのメニューから、「塩角煮と旬の野菜のせいろ蒸し定食」をまずはオーダー。ホロホロと口の中で解ける角煮の優しい塩加減と、ふっくらしたお米の白ごはんがよくあって、野菜そのものの旨味も感じられてとっても美味しかったです。
そしてスイーツがまた悩む悩む。基本は和スイーツが中心で、手土産にも人気なのが「日比谷 五街道団子」。日本の5つの街道にちなんだ、ワインやイチゴといった珍しい餡子がカラフルで、目にも楽しいお団子なんです。1本ずつからオーダーできて、私はイチゴの餡をいただきましたが、ほんのりイチゴの風味があってこれも美味しい! さらに、豊田章男会長が惚れ込んで通っているという、愛知県蒲郡郡の老舗甘味処「秀月堂」が監修したというかき氷もいただきました。夏だけじゃなくて、通年のメニューというところにこだわりを感じます。
エントランスや隣りのお店との仕切りは、たくさんのトヨタ車やレクサス車のエンブレムをかたどったブラインド(?)のような装飾があって、クルマ好きの人と一緒に行ったら何個知っているか競ったりする楽しみもあります。そのほか、店内にもよーく見ると、クルマと関係のあるアートなどが点在しているので、行くたびに発見があるんです。
夜にはお酒のメニューもたくさんあって、何年後になるかわかりませんが……仕事帰りにひとりで乾杯、なんてこともやってみたいなぁと今は妄想をふくらませています。
【お詫びと訂正】記事初出時に紹介した試乗体験サービスについて2025年をもって終了しておりました、お詫びして訂正させていただきます。