まるも亜希子の「寄り道日和」
大阪オートメッセ2025会場で見つけた、ビビビときたもの
2025年2月20日 00:00
大雪の影響を受けつつも、大盛況のうちに閉幕した大阪オートメッセ2025。自分たちのブースが休憩の時間を見計らって、ぶらりと会場を見て回ったなかで、独断と偏見でビビビときたベスト3をご紹介しようと思います。
まず3位は、ドレスアップ&チューニングカーコンテストにもエントリーされていた、HALT(ハルト)デザインさんのブースに展示されていた「HALTクラシックポロカスタム」。まず、丸みを帯びていたはずのポロが四角ばった往年のフロントマスクとボディに見事に変身しており、オーバーフェンダーとペッタペタの車高でちょっとヤンチャさもアピール。ソリッドなライトブルーのボディカラーがクラシカルな雰囲気をアップしていて、そのセンスのよさに惹かれました。そしてよく見ると、おそろいのカーゴを牽引しているんですよ〜。こんなポロが走ってたら、どんな人が乗ってるのか、めちゃくちゃ気になっちゃいますよね。
次に2位は、ヒョンデのブースに出展されていた、デビューしたばかりのコンパクトEV、INSTERをさっそくカスタムした「INSTER Tarmac」。真っ赤なボディにホワイトリボンのボンネット、ルーフの上にはバランスボールを積載!? ホワイトのミラーとOZホイールのコーディネートも雰囲気満点で、とっても目立っています。これは東京オートサロンでも展示されていましたが、もともとは西日本地方のカルスト草原からインスピレーションを得たコンセプトカーだそうですよね。日本3大カルスト地形が山口県の秋吉台、福岡県の平尾台、高知県と愛媛県の県境にあたる四国カルストと言われていますが、確かに絶景の中を走りたくなります。
そして1位に挙げたいのは初めて設けられたキッズ向けエリア、「こどもビリティ」という取り組み。ここ、ほんとにすごかったんです。オートバックス、ダイハツ、タミヤ、横浜ゴムといったそうそうたるブランドが、キッズ向けの体験型ワークショップなどを用意していて、たとえばオートバックスはタイヤ交換体験ができたり、タミヤはミニ四駆を作ってサーキットを走らせることができたり。フォルクスワーゲン・ビートルの実車ボディに自由にお絵描きができるGLION GROUPのブースや、くるま好き免許証がつくれるNAPACのブースも大人気でした。
私がとくにいいなと思ったのは、ダイハツの「カーデザイン教室」。スケッチ、クレイモデル、ぬり絵の教室で実際にデザイン部で働くプロから教えてもらうことができるというワークショップなんです。ブースに置いてあるムーヴキャンバスは、なんと本当に開発時に使ったクレイモデルを持ってきたのだそう。削っている子供たちはみんな真剣な表情で、付き添いの保護者まで興味津々といった様子。いや分かります、私だって本物のクレイモデルを削ってみたいですもんね。こうした体験を通じて、クルマは人の想いと技術でつくられているものなんだと感じとってもらえたり、将来クルマ業界に進んでくれる子供が1人でも増えたりしたらうれしいなと思いました。
私たちも子供向けのコンテンツを持っているので、来年はこのエリアにブースを出させてもらう? なんて冗談を言っていたくらい多くの子供たちが楽しんでいた「こどもビリティ」。こういう取り組み、大賛成です。