まるも亜希子の「寄り道日和」

エコドライブ活動コンクールの表彰式に参加してきました

2025年度エコドライブコンクール受賞者の皆さま。前列左にいらっしゃるのが、審査委員長の大聖先生です

 審査委員となって2回目の「エコドライブ活動コンクール」。警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省からなる「エコドライブ普及連絡会」を中心に、関係団体が協力してエコドライブの普及を推進しているわけなのですが、その一環として交通エコロジー・モビリティ財団が開催している、事業者や団体に向けたコンクールです。

 書類選考から二次審査へと進むだけでも大変なのですが、取り組みに対していろんな視点からの評価があり、熱意やアイディア、活動のユニークさ、コツコツと丁寧な手法など、審査委員会でもじっくり見させていただきました。

 受賞されたのは、「国土交通大臣賞(事業部門)」が、花王ロジスティクス株式会社 石狩LC(北海道)。「環境大臣賞(一般部門)」が、沖縄トヨタ自動車株式会社(沖縄県)。「審査委員長特別賞(支援ビジネス・ユニーク部門)」が、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と、eMotion Fleet株式会社です。

 受賞者の皆さまは、11月27日に開催された「2025年度 エコドライブシンポジウム」の中で表彰式が行なわれ、とても嬉しそうな様子だったのが印象的でした。

 審査委員長は早稲田大学・名誉教授の大聖泰弘さんが務められ、今年の受賞者の総括ではとてもレベルの高い活動を行なっていると評価。自社の燃費管理にとどまらず、協力会社も含めた走行管理、エコドライブ教育に注力していることや、AIを用いた配送ルートの最適化に取り組む事例も見られたことを挙げられていました。

 その後、エコドライブの取り組み紹介も行なわれたのですが、沖縄トヨタ自動車株式会社が行なっている「燃費王」という大会が面白いんです。クルマが主な移動手段であり、人と社会を結びつける重要な役割を担う沖縄だからこそ、エコドライブの実践によって沖縄の人たちのカーライフが豊かになり、人々や社会、島を豊かにしていく取り組みであるという想いがあるとのこと。エコドライブを心から楽しみ、島を愛し、クルマや人々そして周りを思いやる人のことを「燃費王」と呼ぶのだと、じつに熱い、素晴らしい心意気だと胸を打たれました。

 沖縄トヨタ各店舗で、規定のコースを走行する予選会を開催し、その上位者が本選への出場権を獲得。毎年12月頃に本選が行なわれ、燃費王が決定するそうです。2012年からすでに13回の本選が行なわれており、その燃費王の記録を見ると、2024年のヤリスは51.8km/Lだというではないですか! 暑さで燃費には不利だと思われる沖縄で、そんな驚異的な燃費をどうやって出すのでしょうか……。

 今後は沖縄だけでなく九州でも開催されるとのことで、ゆくゆくは全国展開も? なんて期待してしまいます。気になる方はぜひ、サイトをチェックしてみてください。

エコドライブシンポジウムの中で、表彰式が行われました。10年以上にわたる「燃費王」の取り組みが評価された、沖縄トヨタ自動車株式会社が環境大臣賞を受賞されました
まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラス、スズキ・ジムニーなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSD。