まるも亜希子の「寄り道日和」

マツダファンフェスタを楽しんじゃいました

マツダファンフェスタ2025 at 富士スピードウェイのメディア広場に、交通安全応援プロジェクト「OKISHU(オキシュー)」のブースを出展させていただきました!いつものタイヤ空気圧チェック体験、ゴルフパターチャレンジに加えて、交通安全クイズラリー、タイム計測チャレンジも行なって楽しく交通安全のことを学んでもらえたかなと思っています

 マツダファンが約2万人も来場する人気イベント「マツダファンフェスタ at 富士スピードウェイ」。昨年初めて来て、すごく驚いたことの1つが「体験コンテンツ」の多さ、ユニークさでした。2024年は時間が足りなくてなんにも体験できなかったので、今年こそは何かやってみたい! と狙っておりました(笑)。

 いやほんとにプログラムが多彩なんですよ。「クルマに触れる」「モノづくりを体験する」「エンターテインメント」という大きなテーマの中に、40種以上も!

 たとえば「クルマに触れる」だったら、「ロードスター3世代乗り比べ走行体験」(当日抽選)だったり、「モノづくりを体験する」だったら「廃材のリサイクルでミニロードスターを作ろう」だったり。「開発現場を覗いてみよう エンジニア体験」などのお仕事体験的なものも多いし、「電磁波の不思議を体験しよう」といったサイエンス系もあります。「エンターテインメント」には、ハーブティーとイヤーテラピー体験ができる、女性に嬉しい「マツダ BeauTEAサロン」や、心癒される秋田犬と触れ合える「秋田犬ふれあいコーナー」も珍しいですよね。

マツダファンフェスタの数ある体験コンテンツの中から、エアバッグの生地を再利用してつくるオリジナルおまもり&キーホルダー作りにトライしてみました

 そんな中、私が体験したのはエアバッグの素材を再利用してつくる「交通安全おまもり」と「キーホルダー」のコーナー。といっても、すでにパーツとして準備してくださっているので、自分でやるのは色を塗ったり、リボンを穴に通したり、飾り付けをするだけなんですけどね(笑)。でも好きな絵や言葉を描いたり、シールを貼ったりして、自分のためでもいいし、誰かのことを想ってつくる世界に1つだけのおまもりって、いいですよね。とくに難しいこともなく、これなら子どもから大人まで一緒に体験できるし、イベントのいい記念品にもなるのでいろんな人に勧めちゃいました。

 さて、そんな体験コンテンツの1つとして新たに誕生したのが、今年からメディア対抗ロードスター耐久レースがこのイベント内にお引越しとなり、その参加メディアのブースが並ぶ「メディア広場」だったんです。古巣のTipoやCAR and DRIVER、カーセンサーやル・ボランなどなど、そうそうたる有名メディアが出展しており、なんとそこに吉田由美さんと私の交通安全応援プロジェクト「OKISHU(オキシュー)」のブースも仲間入りさせてもらいました。2024年に続いて2回目の出展です。

 ブースの内容は2024年とけっこう変わりまして、まず展示車両は、交通安全啓発活動の象徴として活躍するOKISHU号が新しくスズキ・フロンクスになりました!(あ、マツダ車じゃないけど……特別にOKもらいました)。OKISHU号のフロンクスは、いい運転を褒めるパトカーとして首都高で活躍したホメパトの精神を受け継いでいるクルマでもあるんですよ。今回はそのフロンクスの周りに子ども向けの交通安全クイズを3問出題し、お子様がそのクイズにトライしている間に、保護者の方にはフロンクスのタイヤを使って、タイヤ空気圧チェック体験をしてもらいました。

新たにOKISHU号となったスズキ・フロンクスに履かせたダンロップの次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」を使って、1日目はセーフティドライビングインストラクターの戎(えびす)南子さん、2日目は私がタイヤ空気圧チェック体験を行ないました

 さらに、OKISHUの活動をサポートしてくださっているダンロップはゴルフクラブやボールなどのブランドとしても有名なので、ホールインワンを狙うゴルフパターチャレンジはいつも大人気。また今回新しく、ストップウォッチを10秒00で止めるだけ、なのにものすっごく難しくてみんなついつい夢中になってしまう「タイム計測チャレンジ」も加わりました。来場者に参加を呼びかける前に自分でもトライしてみたんですが、これが惜しいところでなかなか10秒00にならず。単なるゲームというだけでなく、交通安全に必要な反射神経や、動態視力を試すのにもいいなぁと感じました。

フロンクスの車体には、お子様向けの交通安全クイズラリーを設置。みんな一生懸命考えてくれて、嬉しかった〜。3問正解したお子様には、OKISHUオリジナルの交通安全ブック「くるくる交通安全大作戦」をプレゼントしました

 そしてこのタイム計測チャレンジは、予想通りに来場者の皆さまに大好評! 5人〜6人で一緒にトライしてもらい、3回戦まで行ないましたが見事にピタリ賞を出したのは2日間で10人に満たなかったという激戦ぶりでした。嬉しかったのは、やはりマツダのイベントに来る方は安全への意識も高いのか、自分から「やってみてもいいですか?」とタイヤ空気圧チェックを体験してくださる女性がいたこと。「いつもは主人に任せっきりなんですけど、私も使い方を覚えたいと思ってたんです」と、真剣にやってくださる女性が多かったのも印象的でした。

 2日目の終了時刻に近づいて、いや〜さすがに疲れたなぁなんてぼーっとしていると、レーシングコースからなんともいえない心揺さぶる音色が響いてくるんです。急いで観に行けば、なんとミスター・ルマンこと寺田陽次郎さん自らがドライブするマツダ787Bが駆け抜けていくではないですか。やっぱり4ローターエンジンサウンドはいいですね。頑張ったご褒美のように聴き惚れてしまいました。

2日間で計3回あった最後のサーキットデモランを終えた787Bは、ピットに戻るとすぐさまメンテナンス。歴史を彩る貴重なクルマの勇姿が生で見られて感激でした

 こうして、いろんな角度からマツダに触れることができるマツダファンフェスタ。とってもいいイベントなので末長く続いてほしいです!

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラス、スズキ・ジムニーなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSD。