まるも亜希子の「寄り道日和」

韓国ソウルのキアの本社に行ってきました

KIAのヘリテージが学べるビジョンスクエアには、1980年代に韓国を代表するバンとなった「ボンゴ」が当時の使い方や紹介記事などとともに展示されていました。日本の私たちも、マツダ・ボンゴとしてお馴染みですね

 いよいよ本格的に日本上陸を果たし、5月に日本ディーラー第一号店がオープンした、Kia(キア)の本社へ行ってきました! 韓国・ソウルにどどーんと高くそびえる2つのビルは、通称「ツインタワー」と呼ばれており、一方が同じグループのヒョンデ、もう一方がキアで低層階はつながっています。エントランスを入ると、なんと大きなディスプレイに日本語で「キア本社へようこそ」と書かれていて、その後のカンファレンスでは、キム・サンデ副社長が10時間必死で練習したという日本語のスピーチで語りかけてくださり、韓国らしい歓迎のおもてなしを感じました。

 そしていきなり驚いたのは、ロビーにロボット用の車庫(?)が並んでおり、四足歩行の警備ロボットや、社員がオンラインで注文した飲み物や食べ物を配達するロボットなどが活躍しているんです。壁には何やら無人のクロークのようなエリアがあり、荷物を預けると自動で中に保管され、番号で呼び出すとまた自動で取り出すことができるというシステム。ヒョンデ・モーター・グループはAIロボット技術にも力を入れていますが、まさにそれを目の当たりにした瞬間でした。

 今回はキアのヘリテージ見学にはじまり、研究施設や生産現場、ブランド発信スペースなどを巡って、みっちりとキアの歴史から最新情報までをお勉強。日本ではBEVのPV5カーゴとPV5パッセンジャーから販売がスタートしますが、そこに至るまでには私たちも馴染みのある「ボンゴ」で韓国を代表するバン車両をヒットさせ、そこで培った知見が生かされているなどの日本とのつながりも感じました。

ソウルの中心を流れる漢江(ハンガン)を、小型クルーザーで2時間ほどクルージングしながら絶景を楽しみました。両岸に高層ビルが並び、橋の欄干から噴水が勢いよく吹き出してイルミネーションがきらめくショーも美しかったです!

 怒涛のスケジュールでなかなかフリーで韓国を楽しむ時間は少なかったのですが、そんな中でも絶景&食い倒れはやっぱりマスト。夜20時でも明るいソウルがようやく暮れていく……という時間帯に、漢江クルーズができたのは夢のような体験でした。シメはホテルの前の飲み屋さんで、牛骨スープ&マンドゥ(韓国餃子)&マッコリでワイワイと。焼肉店で分厚いお肉を豪快に焼いてもらったり、とろけるようなユッケ、ぷるぷるしたカニの醤油漬けとご飯の相性が最高なカンジャンケジャン、わずか10分の自由時間にオシャレなカフェでテイクアウト。ホテルの朝食会場では、まさかの自動ラーメン機があってビックリ。こうした文化の違いがクルマづくりに与える影響に思いを馳せつつ、食い気ムンムンで満喫した韓国でした。

濃厚なタレとお肉を手で混ぜ混ぜして、海苔にはさんでいただく高級版ユッケ。それまでにさんざん食べてお腹いっぱい、と思っていたのにこれは別腹の美味しさでした
ソウルの三清路(サムチョンドン)にある「ソソンジェ」というお店は、美容・健康にいい韓国料理で有名だそうですが、KIAの方がとくにおすすめだというカンジャンケジャンがもう、最高に美味しかったです
自分でインスタントラーメンを器に入れ、好きな具材をのせ、スイッチを押すと自動でぐつぐつ煮立ててくれる自動ラーメン機。韓国人もラーメン大好きなんですね
まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラス、スズキ・ジムニーなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSD。