まるも亜希子の「寄り道日和」

諏訪湖の花火大会へ

今年も感動の嵐だった諏訪湖の花火。みんなで眺められる平和な日々が続きますように

 8月15日、終戦記念日。戦争で失われた尊い命の鎮魂と、市民が希望を持って1日も早く立ち直ることを願ってこの日に咲いた、大輪の花があります。それが今年、第78回を迎えた諏訪湖の花火。「諏訪湖祭湖上花火大会」です。子どもの頃も何回か訪れていましたが、父が諏訪湖近くに住むようになってからは毎年、わが家の恒例イベントに。今年は妹ファミリーもほぼ全員集合で、総勢16人での賑やかな鑑賞になりました。

 ただ、父の家にはそんなにたくさん泊まれないので、私たちはお隣りの塩尻市にワンちゃんと泊まれるトレーラーハウスを予約。甥っ子2人と一緒に2泊3日で過ごしたのですが、と〜っても広い芝生のドッグランがあり、愛犬だけでなくサッカー部の甥っ子たちも大喜び! 東京が30℃を越える暑さの昼間でも、こちらは25℃で山からの涼しい風が吹き抜けるという気持ちのいい気候の中、夫と私はテラスでコーヒーをいただき、子どもたちと愛犬が走り回る光景を眺めるという最高の時間を過ごすことができました。夫にとっては、その奥に停めた自慢の愛車まで見えているというのも魅力的なポイントだったようです(笑)。テラスにはガスバーナー式のBBQコンロも備わっていたので、そのまま楽しい夕食に突入でした。

ドッグラン付きのトレーラーハウスに初めてお泊まり。ウッドデッキでBBQを楽しみ、子どもたちと愛犬が走り回る光景を眺め、とってもいい時間を過ごすことができました

 それにしても、私はトレーラーハウスというものに初めて宿泊したんですが、十分に快適ですね〜。リビングとキッチン、バス、トイレ、寝室があり、ロフトも階段から左右に分かれていてベッドルームとしても使えるようになっており、「もうこれが自宅でもいいかも?」なんて夫と話していたくらいです。いちばん心配していた水回りもホテルとなんの違いもないくらい使いやすくて、空調は天井にサーキュレーター付きの照明がついていたのでエアコンの風がロフトにもちゃんと届いていたようでした。このご時世なので、熊出没を心配して窓を開けて過ごすのはやめましたが、そうでなければエアコンもいらなかったんじゃないかと思います。

見事な芝生のドッグランで、サッカーを楽しむ子どもたち(と愛犬?)。昼間でも24℃くらいという涼しさは最高でした
夫は、愛車と愛犬が同時に眺められるテラスに大満足(笑)

 さて、そんなこんなで諏訪湖の花火。雨が降りそうで降らないなか、いつもはビールで乾杯していて見逃していたオープニング花火を今年は見よう! と意気込み、人・人・人で埋め尽くされたかのような諏訪湖畔へいざ出陣。父の家は目の前に大きなマンションが建ってしまったので、家の中からはオープニング花火が見えないんです。でも、20mほど歩くとそこに、ドドーンという轟音とともに昼間のような明るさで次々に打ち上がる「オープニング大スターマイン」! のっけから息をするのも忘れて魅了されました。諏訪湖の花火は、四方を山に囲まれた諏訪盆地という特性もあって、とにかく地響きのような音がすごいんです。これを一度味わうと、普通の花火だと物足りないくらい。

 そして、2分30秒以内でタイトルに合わせた世界観を花火と音楽で表現する、スターマイン競技が行われるのも諏訪湖の花火の特徴で、これも毎年の楽しみ。今年もどれもすごくきれいだったんですが、「星降る夜に」と題された、ライト光機製作所提供、齊木煙火本店によるスターマインが本当に美しくて、涙が出るくらい感動しました。いよいよエンディングに近づいてくると、恒例の「宇宙戦艦ヤマト」の歌に合わせた勇ましいスターマイン、さらに湖上で開いた直径は約280mにもなるという、尺玉大スターマイン、そしてラストを飾るセイコーエプソン提供の水上大スターマインがもう、圧巻! 花びらのように散っていく最後の灯りが夜空に吸い込まれるまで、家族みんなで立ち尽くしておりました。その後、「夏の帰り道」という本当のエンディングがあり、終了となりました。

 こうしてみんなで花火を見られることに感謝し、平和の大切さをかみしめながら、世界で絶えない紛争が早くなくなりますようにと祈るばかりです。

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラス、スズキ・ジムニーなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSD。