東京モーターショー2013
マツダ、「走る歓び」をブーステーマとして「Mazda3 SKYACTIV-CNGコンセプト」などを展示
2016年3月までに5車種のニューモデルを投入するとアナウンス
(2013/11/21 22:15)
マツダは、11月20日11時15分から東京ビッグサイト 東5ホールの自社ブースで東京モーターショーのプレスブリーフィングを行い、出品内容を発表した。
今回の出品テーマは「Be a driver~マツダは『走る歓び』で世界へ挑む」。マツダの代表取締役社長兼CEOの小飼雅道氏は冒頭のスピーチで、現在展開している「Be a driver」広告について「走る歓びを世界に伝えていくドライバーになりたい。そしてマツダ車がお客様の人生を豊かにする」と説明。「SKYACTIV(スカイアクティブ)」技術、「魂動(こどう)」デザイン、独自の安全思想「MAZDA PROACTIVE SAFETY(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」、新世代カーコネクティビティシステム「MAZDA CONNECT(マツダコネクト)」という4本の柱をベースとし、走る歓びを感じるクルマづくりに取り組んでいくと発表した。
展示車両は21日から販売開始となる新型「アクセラ」を中心に、「アテンザ」「CX-5」というマツダの新世代3車種で、合計13台(参考出品車を含む)。すべて同一のボディーカラー(ソウルレッド)という斬新な演出も会場で話題となった。アクセラはSKYACTIV-G(1.5&2.0リッター)、SKYACTIV-D(2.2リッター)、SKY-ACTIVE-HYBRID(2.0リッター)というすべてのエンジン搭載車を展示。アテンザはワゴン、セダン各1台ずつ、CX-5は特別限定車「2013 ANNIVERSARY」を含む2台をそれぞれ展示している。
今回の展示車両で異色なのが、ガソリン/CNG(圧縮天然ガス)のデュアル燃料方式を搭載した「Mazda3 SKYACTIV-CNGコンセプト」(参考出品車)。エネルギーの多様化に対応するためのマツダの提案として、2.0リッターのSKYACTIV-Gをベースに、ガソリン/CNGどちらでも走行ができるように開発。走る歓びと優れた環境性能を両立した。今後実用化を進めていくということなので、“第4のSKYACTIV”として今後注目したい。
近未来を予感させる派手なコンセプトカーはなかったが、その分、市販車をしっかり磨き込んでいる印象を受けたマツダ。2016年3月までに5車種のニューモデルを投入することもアナウンスされ、SKYACTIVを軸とするマツダの攻勢はまだまだ続きそうだ。