2017 デトロイトショー
ホンダ、新開発10速AT+V6直噴エンジン搭載の北米版4代目「オデッセイ」世界初公開
後席の様子をディスプレイ表示できる「CabinWatch」搭載
2017年1月10日 15:52
- 2017年1月9日(現地時間)発表
本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは1月9日(現地時間)、米国 デトロイトで開催されている「デトロイトショー」で4代目となる北米版「オデッセイ」を世界初公開した。
このモデルチェンジで4世代目となる北米版のオデッセイは、パワートレーンに新開発となる10速ATと従来比32HPアップの280HPを発生するV型6気筒3.5リッターの直噴i-VTECを採用。空力を追求したボディとの相乗効果でクラストップレベルの低燃費を実現。また、ボディは高張力鋼板やアルミニウム、マグネシウムなどを使って構成したことで、車両重量を最大96ポンド軽量化しつつ、ボディ剛性は44%高めているという。
車内では2列目シートに新開発の「マジックスライドシート」を採用。センターシートを脱着可能としたほか、5段階のサイドスライドを設定して「イージーアクセスモード」「スーパーモード」「ワイドモード」「バディモード」といった多彩な使い方を実現する。
また、車内空間では「ファミリー コネクティビティ」をいうコンセプトに基づき、車内コネクティビティを充実。新開発の8インチ高解像度(720P)タッチスクリーン・インターフェースを備えるディスプレイオーディオは、Appleの「CarPlay」、Googleの「Android Auto」に対応するほか、ルーフに設定したカメラで2列目、3列目シートの様子を撮影。画面上に表示する「CabinWatch」に対応し、さらにフロントシートの音声をマイクで集音し、リアエンターテイメントシステムのヘッドフォンに届ける「CabinTalk」も利用できるようになっている。
会場で挨拶に立った本田技研工業 代表取締役社長 社長執行役員 八郷隆弘氏は、自身が初代モデルの北米版オデッセイの開発に携わった経歴を紹介しつつ、1994年にデビューした北米版オデッセイが米国内で約250万台の累計販売を記録していること、2010年から7年連続で米国市場のミニバン販売台数1位に輝いていることなどを合わせて解説した。