東京モーターショー2017
【東京モーターショー2017】マツダ、コンセプトモデル「魁 CONCEPT」「VISION COUPE」を世界初公開。魁 CONCEPTはSKYACTIV-Xを採用
VISION COUPEは、マツダデザイン流のエレガンス
2017年10月25日 08:00
- 2017年10月25日 開幕
- 2017年10月27日 プレビューデー
- 2017年10月28日~11月5日 一般公開日
10月25日、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で「第45回東京モーターショー2017」が開幕した。このモーターショー開幕と同時に世界初公開されたのが、マツダのコンセプトモデル「魁 CONCEPT(カイ・コンセプト)」「VISION COUPE(ビジョン・クーペ)」。
魁 CONCEPTは、マツダの次世代商品群の先駆けとなるコンパクトハッチバックで、先日技術発表が行なわれた次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X(スカイアクティブ・エックス)」、次世代車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」と、深化した魂動デザインを採用。マツダの目指す次世代のクルマ作りを体現したモデルという。
新たなエレガンス、VISION COUPE
VISION COUPEは、日本の美意識の本質を突き詰め「エレガントで上質なスタイル」を作り上げることを目指す魂動デザインの深化を表現した、次世代ビジョンモデルとなる。VISION COUPEについては、東京モーターショー開幕前日となる10月24日夜に関東マツダ 高田馬場店において「MAZDA DESIGN NIGHT 2017」を開催。マツダのデザインを統括する常務執行役員 前田育男氏がVISION COUPEのアンベールを行なった。
このVISION COUPEについては、“新たなエレガンス”を表現。その礎となっているのは、マツダ「R360クーペ」や「ルーチェ ロータリー クーペ」で、VISION COUPEがクーペとなっているのは、マツダエレガンスの血統を表わしているという。
フォルム創りにおいては「引き算の美学」の体現を目指したとし、魂動に代表される近年のマツダデザインが表現したフォルムのリズミカルな動きを封印。シンプルな立体構成としている。
とくに注力したのがボディサイドの構成で、ボディサイドを余白と捉えて、そこに光と影とを創り込んだという。ボディサイドは凹形状の複雑な曲面をしており、そこに風景が映り込むことでさまざまな光が反映される。
前田氏は「光の動きを創ることがクルマに命を与える」とし、「光を操ることにかけては誰にも負けない」と語った。