イベントレポート
【LAオートショー 2018】マツダ、「SKYACTIV-X」にハイブリッドシステム「M Hybrid」採用。新型「Mazda3」のプレカンレポート
「SKYACTIV-X」をマツダの新商品に順次搭載
2018年11月29日 15:09
- 2018年11月28日(現地時間)開催
マツダは11月28日(現地時間)、米国「LAオートショー 2018(LOS ANGELES AUTO SHOW)」の会場において、新型「Mazda3」のハッチバックとセダンを公開するプレスカンファレンスを開催。
プレスカンファレンスには、同社 代表取締役社長兼CEO 丸本明氏と、専務執行役員 マツダ ノース アメリカン オペレーションズ 社長兼CEO 毛籠勝弘氏が登壇して、新型Mazda3導入の狙いなどについて話した。
これまでのMazda3について、丸本氏は「2003年にデビューしたMazda3は、15年間で累計600万台以上を130以上の国と地域で販売してきた最量販モデルです。特に北米では200万台以上をご購入いただき、多くのお客さまに“走る歓び”をお届けしてまいりました。Mazda3はマツダのビジネス成長に貢献し、同時に、多くのお客さまとマツダとの絆を深めてきた商品です」と紹介。
加えて、新型Mazda3デビューの場にロサンゼルスを選んだことについて、丸本氏は「新型Mazda3のお披露目に、ここロサンゼルスを選んだのは、これから始まるマツダの新世代の”走る歓び”を、まず北米のお客さまからお届けしたいという思いからです」と明かした。
公開された新型Mazda3について、丸本氏は「新型Mazda3は、見て、乗って、また乗りたくなる、クルマに求められるすべての領域の“質”を飛躍的に高めました。マツダのデザインは、日本の美意識の本質を突き詰め、芸術の域まで高める“深化した魂動デザイン”を目指しています」と、そのマツダの志を表わした「RX-Vision」「Vision Coupe」の2つのビジョンモデルをもとに、セダンとハッチバックを生み出したという。
加えて、走行性能については「新世代車両構造技術のSKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)がもたらす自然で違和感のない運転感覚や、あらゆる走行シーンで安心してドライバーの意のままに加減速できるSKYACTIVエンジンなど、マツダの人間中心の開発哲学による最新のSKYACTIV技術を採用しています。最新技術のシナジーによって、人馬一体感をさらに磨き上げた新型Mazda3は、乗るたびに心が満たされる“Feel Alive”を感じていただけるものと期待しています」と自信を示した。
また、新型Mazda3には世界初となる圧縮着火を実用化したエンジン「SKYACTIV-X」が初搭載され、このSKYACTIV-Xにはリチウムイオンバッテリーを利用したハイブリッドシステム「M Hybrid」が組みあわされる。
SKYACTIV-Xについて、丸本氏は「理想的な内燃機関の1つであるSKYACTIV-Xは、マツダ独自の燃焼方式『SPCCI』によるガソリンエンジンならではの伸びのよさに加え、ディーゼルエンジンが持つ燃費、トルク、レスポンスのよさを併せ持つ革新的な内燃機関です。SKYACTIV-Xは、新型Mazda3を皮切りに、今後マツダの新商品に順次搭載してまいります」との考えを述べた。
丸本氏は「今後導入していくマツダの新商品や新技術を、みなさまに驚きをもって受け入れていただき、お客さまにマツダ車を保有する価値を感じ続けていただくことにより“お客さまと世界一強い絆で結ばれたブランド”を目指してまいります」と自身のプレゼンテーションを締めくくった。