イベントレポート

【LAオートショー 2018】ホンダ、ミドルサイズの新型SUV「パスポート」世界初公開

2019年初頭に米国で発売

2018年11月28日(現地時間)公開

新型SUV「パスポート」

 本田技研工業の米国法人であるアメリカン・ホンダモーターは11月28日(現地時間)、新型SUV「Passport(パスポート)」を米国 ロサンゼルスで開催している「LAオートショー 2018(LOS ANGELES AUTO SHOW)」において世界初公開した。

 新型パスポートは5人乗りのミドルサイズSUVで、北米でのSUVラインアップでは「CR-V」と「Pilot(パイロット)」の間に位置付けられる4番目のモデル。パワートレーンは、最高出力280馬力のV型6気筒3.5リッター直噴i-VTECエンジンと9速ATの組み合わせ。駆動方式は4WDとなる。

 パイロットと比較してゆとりある最低地上高により、起伏のある路面でも高い走破性を発揮することが特徴といい、砂地、泥道、雪上など各シーンに最適化した4つの走行モードを切り替えられる「Intelligent Traction Management(インテリジェント・トラクション・マネージメント)」機能を備える。

 会場に展示された車両を確認すると、エクステリアではスポーティさとタフさを演出するために採用されたマットブラックのグリルやバンパーが印象的。クラストップの広い居住空間と荷室を実現させたというインテリアでは、ホワイトのレザーシートを採用するなどモダンで洗練されたデザインを追求している。

 安全装備については、高い衝突安全性能に加えてミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を採用している。

 同モデルは2019年初頭に米国での発売予定、米国の研究開発拠点Honda R&D Americasで開発を行ない、米国アラバマ工場で生産される。

編集部:椿山和雄