イベントレポート
【ジュネーブショー 2018】仏ブガッティ、カーボンワイパー採用など軽量化した「シロン・スポーツ」
カーボンワイパーで1.4kg軽量化など、「シロン」より18kg軽量化
2018年3月8日 15:57
- 2018年3月6日~18日(現地時間)開催
仏ブガッティは、最高出力1500PSのスーパースポーツカー「シロン」のスポーツ・バージョン「シロン・スポーツ」をスイス ジュネーブで開催されている「第88回 ジュネーブ国際モーターショー」(プレスデー:3月6日~7日、一般公開日:3月8日~18日)で公開した。価格は約265万ユーロ(約3億5000万円)、米国市場の価格は326万米ドル(輸送費、 関税、 税および手数料を含む)。
シロン・スポーツは主要パフォーマンス・データはシロンと同一としながら、新しいサスペンションとダイナミック・トルクベクタリングを備えた「ダイナミック・ハンドリング・パッケージ」を開発するとともに、18kgの軽量化に成功。コーナリング性能が向上して、ナルド・ハンドリング・サーキットでシロンよりも5秒速いラップタイムを記録するという。
エクステリアの主な変更点は、新しいホイールデザインと4本のエキゾースト・ディフレクターの採用。また、市販モデルとして初めてカーボンファイバーを素材とするウィンドスクリーン・ワイパーを採用した。
新しいカーボンファイバー・ワイパーは、従来型ワイパーに必要なジョイント機能をカーボンファイバー構造に一体化されるなど軽量化を目的としたもので、従来のワイパーと比較して77%、1.4kg軽量化するとともに空力特性も向上させた。
ブガッティ・オートモビルズS.A.S.社長 ステファン・ヴィンケルマン氏は「私たちは、ワインディングロードでより優れたダイナミクスを提供し、シロン以上のスポーツ・ドライビング体験を求めるお客さまの声にお応えし、シロン・スポーツを開発しました。私たちが重要視したのは、究極のパフォーマンス、加速性能、最高速度に、ラグジュアリーな装備、快適性、日常の使い勝手などを融合した、シロン独自のキャラクターには一切手を加えないことでした」とコメントしている。