CES2014
ヴァレオの自動運転駐車デモを映像で紹介
自動運転システム体験を行うボッシュの「Driverless Car」コーナー
(2014/1/30 11:46)
米国ネバダ州ラスベガスで1月7日~10日まで開催された世界最大級の家電ショー「2014 International CES」で、とくに目についたのはクルマの自動運転関連の展示だ。
すでにアウディの自動運転駐車デモは紹介したが、そのほかボッシュは同社製品を組み込んだクルマの自動運転駐車デモや自動ブレーキのデモを実施。ボッシュがスポンサードする形で、「Driverless Car」コーナーを設けていた。
●アウディ、CESで「zFAS」モジュール搭載車による自動運転駐車デモを実施
http://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/CES2014/20140109_630162.html
ヴァレオの自動運転駐車デモ
ヴァレオは、ボッシュ同様自動車部品を製造するメーカーで、日本にはヴァレオジャパン、ナイルス、ヴァレオユニシアトランスミッションの3つのグループ会社を持っている。そのヴァレオが展示していたのは、自動運転による駐車のデモ。すでにヴァレオは駐車支援システム「Park4U(パーク・フォー・ユー)」というシステムを量産車に提供しており、この駐車システムはその進化版となる。パーク・フォー・ユーについては下記の記事を参照してほしい。
●ヴァレオの駐車支援システム「Park4U(パーク・フォー・ユー)」を体験してみた
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20120719_547810.html
自動運転はバック駐車についてのみ実施。このバック駐車はスマートフォンでコマンドを送り込むことで開始。駐車スペースを1度行き過ぎ、ステアリングホイールを自動で切りながら駐車エリアに入っていく。
映像は、車外からの映像と車内からの映像を掲載しておく。現時点では開発中のシステムのため、停止時のブレーキングはお世辞にもうまいとは言えない。車内からの映像を見ると、その衝撃が分かるだろう。
アウディやボッシュ、そしてヴァレオと、CESでの分かりやすい自動運転デモは、いずれも駐車に関するものだった。公道での自動運転は技術的な問題よりも、事故が起きた際の責任など法規制の問題が大きい。展示スペースの都合もあったのだろうが、各社が自動運転による駐車システムの普及に大きな可能性を見いだしているのは間違いないところだろう。