CES 2018
【CES 2018】Intel ブライアン・ クルザニッチCEO の基調講演。Mobileyeは自動運転で中国SAICと提携
ドローンによる屋内フライトショーを披露
2018年1月9日 23:54
- 2018年1月8日（現地時間）実施
Intelは1月8日（現地時間）、米国ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大のテクノロジーイベント「CES 2018」に合わせて同社CEOのブライアン・クルザニッチ氏による基調講演を実施。自動運転の領域において、同社傘下となったMobileyeが中国市場向けに自動車メーカーのSAIC Motorとのパートナーシップを発表。SAICはMobileye技術に基づいて中国でレベル3～5の自動運転車両を開発予定であるとした。
また、基調講演ではMobileyeのRoad Experience Management（REM）技術を使用して、BMW、日産、フォルクスワーゲンなどの車両データにより、2018年中に自動運転に向けた高解像度地図を構築することを明らかにした。
さらに、クルザニッチ氏は同社の新しい自動運転プラットフォームの詳細を公開。自動車グレードのIntel AtomプロセッサーとMobileye Eye Q5チップを組み合わせることで、レベル3～5に対応する自動運転プラットフォームを提供するという。
そのほか基調講演では、自動運転のほかにもAIに焦点を当てた北米フェラーリとのパートナーシップを発表。フェラーリ・チャレンジ・ノース・アメリカ・シリーズにおいて、レーストラックのデータにIntelのAI技術を使用して、ファンやドライバーエクスペリエンスの向上を図るという。
クルザニッチ氏は「我々は、AIとDATAの力を適用する新しい方法を探しています。インテルはこれらの発見による革命の最前線に立っており、自動運転、AI、5G、VRに活かします。Intelでは、テクノロジーが私たちの生活を豊かにする無限の可能性の世界を見るだけでなく、テクノロジーが世界をよりよいものにする未来を見ています」とコメント。
同基調講演の最後には、100機のドローンによる屋内フライトショーを披露。屋内で1台のコンピューターから同時に多くのドローンを空中に運ぶ新しいギネス世界記録タイトルを達成したという。
