CES 2018
【CES 2018】クアルコム、「Snapdragon 820A」で実現するマルチディスプレイコックピットを提案
「Snapdragon 602A」を採用したホンダ「アコード」展示
2018年1月15日 07:15
米国ネバダ州ラスベガスで開催された世界最大のテクノロジーイベント「CES 2018」。クアルコムの子会社クアルコム・テクノロジーズは、「Snapdragon 820A」を活用して、マルチディスプレイコックピットのデモ車両をブースに展示した。
北ホールの自動車ブースに展示されたキャデラックのデモ車両には、インストルメントパネルに4面のディスプレイを設置。コンソール部分にもディスプレイが設置され、計5面を採用するマルチディスプレイのコックピットを提案した。
ドライバー席前の2つのモニタには、スピードメーターなどの計器表示のほかドアミラー部に設置されたカメラからの車両側方の情報を表示。センター部のモニタにはカーナビゲーションの情報が表示されていた。また、コンソール部分のモニタにはエアコンなどの車両をコントロールする表示、助手席前のモニタではエンタテイメント向けの動画などを表示できるといった提案。
デモ車両は複数のカメラが装備されているとともにミラーレス化が図られ、道路に設置された信号機の表示を読み取る機能なども備る。Snapdragon 820Aを採用したADAS(Advanced driver-assistance systems)として、ドライバーの運転をサポートするシステムを提案する。
このほか同ブースでは、Snapdragon 820Aで実現する自動駐車システムや、「Snapdragon 602A」を採用した本田技研工業「アコード」2018年モデルなどが展示されていた。